第7話


 大学は _University 。 これはもともと”小宇宙”の意味です。 図書館は Library 。調べていないが、Libra は確か「てんびん座」のことでは? 語源がよくわからない。 …で、調べてみると、 


  「偶然の一致」に過ぎないそうです。 大学が小宇宙と同じ単語なのは、ラテン語の「組合」と「大学」が、ごちゃごちゃいろんなものがある、という意味で同じ綴りになった。宇宙の意味になったのもいろんなものがあるということからの転用。 Library のケースも、両方ともラテン語が語源で、ラテン語の「天秤」と、「本」の単語の綴りが最初のところが共通というだけらしい。


 オレは、大学やら図書館というと、アリストテレスのアテナイとかアカデミアとか、なんかロマネスクな幻想を抱いていたんですが、ただのイルージョン(錯覚)だったようです。


 プラトンという哲学者の名前は、「大男」で、子供のころの綽名らしい。

 プラトニック・ラブは、純愛を言いますが、「大男の愛」と、厳密にはもとはそういう意味やからややこしくなる。 で、こういう純愛の意味になるのは、プラトンの思想に、男女は元来、両性具有アンドロギュヌスで、その二人が引き裂かれて生まれた一般人類が、その、ベターハーフを取り戻そうとするのが「愛」というもの…その衝動。 そこからプラトニックラブというらしいです。 


 「アルジャーノンに花束を」の、はしがきは、プラトンの「国家」からの引用ですが、その英名は「Plato ,Republic 」となっていた。 ”リパブリック・パーティー”は、アメリカの共和党のことですが、ニュアンスからすると、国家党? 国粋主義党とかそういう意味なんだろうか。 これも調べないと不明です。


 アリストテレスとプラトンが並んでいるミケランジェロの有名な「アテネのアカデミア」?とかいう絵画があって、そういうのになんかあこがれがあり、大学に入った時に、アリストテレスの「演劇論」というのを最初に借りた思い出があります。

 学問というものに素朴にあこがれていたわけで? ですが、全くちんぷんかんぷんというわけでもなくて、「演劇の効用は悲劇のカタルシス」という骨子はちゃんと理解していた…そのあとグレたけど? 向学心を持続して学者にでもなっていれば、もっとマシな人生行路だったのに?とか後悔の臍を嚙んだりする…ヘソ噛んで死のうと思いますw?

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読んでいないけど、読んでみたい、いろんな本、著者。 夢美瑠瑠 @joeyasushi

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