番外編1
俺は魔王城にある鏡を見ていた。無論、俺の姿を見るために。
すごく……イケメンだ!
男前な顔立ち、身長も高くスラッとした体型。そこから見える程よい筋肉。
もう昔の俺とは違う。
デブやらチー牛やら童貞やらロリコンやら散々言われてきた俺だが、もう過去の自分におさらばだ。
ここに来て早々ひどい目にあったが、イケメンになったことで帳消しにしてやろうじゃないか。
「ふ、ふはははハハハ!」
ヤベえ、笑いが止まらん。これが、モテることを確信した感情か。
俺は外に出た。そう、ハーレムを作るために。
「待ってろ!身長149以下の女の子達!俺が迎えに行くからな!」
俺は希望を握りしめ、一歩を踏み出すのだった。
しばらくして、
「死ぬかと思った………」
途中で出会った、猿みたいなやつにボコボコにされて帰ってきた。
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