第15話 復活
翌年の2月、新聞やマスコミが一斉に管喜朗総理が辞任。そして解散総選挙との報道で大騒ぎになった。
管は政治家も辞めるらしい。後継は指名していない。身内の民自党の総理候補も管があまりにも人気がないので、後継者の名乗りを上げると損だと感じている。
経済や外交も大事だが、次の総理大臣はだれか。民自党の単独過半数は守れるか。が関心の選挙戦となる。
矢部が引退して欠員となっていた広島第2選挙区に民自党が誰を擁立するのか。も注目されている。
そんな時、矢部紀子からマスコミ各社に一通のメールが届いた。『選挙への出馬か』マスコミがにわかに活気づく。
内容は【矢部の癌が寛解しました。再発がなければ、もう一度政治に戻るつもりです】
『矢部復活』が日本中に、世界に一気に広まった。
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