09年11月7日 川越に行ってきた
東京国際大学主催の京劇公演の入場券が当たったので、ついでに観光をと。
しかし実際に足を運んでみたら川越は「ついで」には勿体無いくらいの寺社仏閣パラダイスで、ここちゃんと見てまわったら一日がかりだなー。
とりあえず、お昼に到着。
川越駅からてくてく歩いて、中院→仙波東照宮→喜多院→成田山別院と回った時点で時間切れしたので、菓子屋横丁や蔵造りの町並みあたりは行けませんで。
けど、あの辺りってたぶん歩いたことはある。まだ仙台に住んでたころに織田さんの埼玉ライブの際とったホテルが川越だったので、ふらふらと。観光地だということを知らず…というか今ほど自治体も推してなかったんじゃないかな…古い町並みが残っててすごいなーせんべい屋さんがいっぱいあるなーとは思った。
さても。中院はすごく雰囲気があってきれいなお寺なんだけど、いささか庭の植物が奔放に生い茂りすぎな気がした。もしかしたらわざとかな。島崎藤村縁の茶室なんかもあって「へええ」という感じ。
喜多院は立派に観光名所ですな。拝観料がいるけど、徳川家光公の生まれた部屋とか、春日局の部屋とかも見られる。それと、五百羅漢。仏像好き&たくさんあるもの大好き人間にはジャストツボ。たいていお堂に木彫りの羅漢さんたちがひしめき合って威圧感をかもしているんだけれども、ここの羅漢さんたちは野ざらしの石造りでこれはまた味があっていいですな。ほのぼのしている。
時期がよくて菊祭りもやってて、こっちは無料。
時期といえば七五三の子どもたちもちらほら見かけた。子の和装は可愛い。
そんで成田山別院。
普段からあちこち詣ってるから大丈夫だろうとタカをくくってちゃんと厄払いをしていなかった私ですが、よく考えたら去年あたりから出不精気味であんまり寺社仏閣もめぐっていなかった……なのでご祈祷にちょっと混ざってきました。あれ面白いよね。太鼓打ち鳴らして鐘叩いて男声合唱。
ついでだから日枝神社にも寄った。赤坂にでっかい日枝神社があるけど、ここからの分祀なんだそうで。石段もなく、とってもこじんまりしていた。
そもそもの目的だった京劇はというと、めたくた面白かったです。
本場でも老舗の部類に入る北京京劇院の訪日公演で、演目は水滸伝の「武将松店」「活捉三郎」と、三国志の「関羽と白猿」。
京劇のピャ~ラララジャンジャンジャンジャンって飛び回ってるイメージ通り、高揚感があって衣装も豪華で役者さんの身体能力はすさまじいし、とにかく綺麗で楽しくてカッコイイ。娯楽の王道だなーと思った。
京劇にも飛び跳ねるものと歌と物語が中心のとがあって「活捉三郎」は後者の、女の幽霊が恋人を憑り殺す話なんだけれど、やっぱり動きが、怖かったりコミカルだったりして「目で見てわかりやすい」。
関係ないけど、幽霊っていう概念は世界共通なんだろうか。
《2025年追記》
若い頃は死んだら無になると思っていたんですけど、最近、公の場で言わないだけで幽霊はいると感じてる人は結構いるし、幽霊的ななんらかの現象は実際あるのでは? と考えています。
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