# 基本知識

## ブロックチェーンとは

ブロックチェーンの実体は、書き換え不可能なデータの塊が繋がったデータベースである。さらにそれを複数の管理者が分散して管理することで、「公開されていて、永続的で、改竄できず、権利が分散された」データベースとなる。ブロックチェーンを使うことで、以下のような非中央集権のアプリケーションが実現できる。

## 仮想通貨（暗号通貨・暗号資産）とは

ブロックチェーンの応用の一つに仮想通貨がある。その通貨を使った決済取引をブロックチェーンに記録していくことで、理屈上通貨として利用できるのである。また、ブロックチェーンを保持し、書き込んでいく作業の参加者（マイナー）に対する報酬としてこの通貨が発行・配布される。

## スマートコントラクトとは

ブロックチェーンの別の応用として、スマートコントラクトがある。スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上に記録されたプログラムである。その名の通りで契約に基づいてアクションを実行するのに使われる。例えば、クラウドファンディングのような資金調達において、目標金額に達した場合は資金を起案者に送金し、達成できなかった場合は出資者に返金するといった条件付きの取引を自動的に実行することができる。仲介者を排除しつつ、透明性と信頼性を高い契約を実現する。

# 仮想通貨は誰が関係しているのか？

主要なステークホルダーは以下の2つである。他に取引所や開発者もいる。

## マイナー

マイナーは銀行の役割を担っている。マイナーはブロックチェーンの保持と更新を担う。マイナーは電気代を支払う代わりに、マイニング報酬や手数料を得ることができる。

## 利用者・投資家

仮想通貨で取引を行う人や、それを保持する人。決済時に決済手数料を支払う。仮想通貨の値段が上がればキャピタルゲインを得ることができる。