小アルカナ　ソードの6についてです。

【ソード】剣のカード、ソードです。

　このカードには、舟に乗って川を渡る人々の姿が描かれています。

　舟の先には6本のソードが立てられており、過去の困難を背にして静かな水面へと進んでいきます。

　移動や変化、困難からの脱却を象徴するカードです。

ソードの6（Six of Swords）

■ 概要

ソードは「知性・論理・決断・言葉」を象徴するスート（組）です。

その中で「6」は、調和や次の段階への移行を表します。

ソードの6は、問題や困難を離れ、新しい方向へ進むことを意味するカードです。

静かな移動や心の整理を暗示し、前向きな変化の兆しを示しています。

【正位置】Six of Swords（正位置）

◆ キーワード

移動・旅立ち

困難からの回復

新しい展開

心の整理

穏やかな変化

◆ 全体的な意味

困難な状況から抜け出し、より穏やかな状態へと移行することを意味します。

過去にとらわれず、新しい未来へ進む準備が整いつつあります。

大きな変化というよりも、静かで落ち着いた移動・移行が特徴です。

◆ 恋愛での意味（正位置）

関係の改善

問題からの回復

新しい出会いに向かう準備

距離を取ることで関係が安定する

★ポイント：過去にこだわらず、未来に向けて歩み出すことで愛は再び動き出します。

◆ 仕事での意味（正位置）

職場環境の改善

転職や異動などの変化

困難な状況からの脱却

新しい方向性が見えてくる

★ポイント：変化を恐れずに受け入れることが、成長のチャンスにつながります。

【逆位置】Six of Swords（逆位置）

◆ キーワード

停滞

問題の長期化

逃避

未解決の課題

前進できない

◆ 全体的な意味

前に進もうとしても、過去の問題や心の迷いに引き戻されてしまう状況です。

移動や変化を望んでいても、環境や気持ちが整わずに停滞する可能性があります。

また、問題を解決しないまま逃避している状態を表すこともあります。

◆ 恋愛での意味（逆位置）

関係を改善できない

過去の問題を引きずる

別れや距離を受け入れられない

先に進めず停滞する

★ポイント：本当の意味で前に進むためには、過去の問題に正面から向き合うことが必要です。

◆ 仕事での意味（逆位置）

職場の問題が長引く

転職や異動がうまくいかない

環境を変えたのに解決しない

停滞によるストレス

★ポイント：逃げるよりも、問題を解決する努力を優先することが成功への道です。

▼ ソードの6は、正位置では「困難を離れて穏やかな未来へ進むこと」、逆位置では「問題の停滞や逃避」を示すカードです。

大切なのは、過去に囚われず、未来への一歩を受け入れる勇気を持つことです。