小アルカナ　カップの6についてです。

【カップ】聖杯のカード、カップです。

　このカードには、庭先で子どもたちが花で飾られたカップを交換している様子が描かれています。

　純粋な思い出、無邪気さ、過去からの贈り物を象徴するカードです。

　懐かしさや安心感、心の温もりを意味します。

カップの6（Six of Cups）

■ 概要

カップは「感情・愛情・人間関係・心のつながり」を象徴するスート（組）です。

その中で「6」は、調和や安らぎを意味します。

カップの6は、過去からの思い出やつながり、無邪気な愛情を表すカードです。

懐かしい再会や、心が安らぐような関係性を示し、純粋さを取り戻すことを暗示します。

【正位置】Six of Cups（正位置）

◆ キーワード

思い出・懐かしさ

純粋な愛情

無邪気さ

再会

心の安らぎ

◆ 全体的な意味

過去の良い思い出に心が和らいだり、懐かしい人との再会を意味します。

また、子どものような無邪気さや純粋な気持ちを大切にすることで、心が満たされます。

現在や未来に向けて、過去の経験やつながりが助けとなる時期です。

◆ 恋愛での意味（正位置）

昔の恋人や友人との再会

純粋な愛情の芽生え

安心できる関係

思い出がきっかけで愛が深まる

★ポイント：飾らない素直な気持ちが、恋を育てる力になります。

◆ 仕事での意味（正位置）

過去の経験が役立つ

懐かしい人脈からチャンスが生まれる

初心に返ることで成果が出る

温かい雰囲気の職場

★ポイント：昔からのつながりや経験を活かすことが、成功につながります。

【逆位置】Six of Cups（逆位置）

◆ キーワード

過去への執着

子どもっぽさ

未熟さ

思い出に囚われる

現実逃避

◆ 全体的な意味

過去の出来事にとらわれすぎて、現実を前に進めない状態を表します。

無邪気さが「未熟さ」として出てしまい、成長を妨げることもあります。

また、過去の関係に縛られて、新しい出会いや可能性を逃すことも。

◆ 恋愛での意味（逆位置）

過去の恋愛に囚われて進めない

子どもっぽい態度で関係が停滞する

未熟さが原因で衝突する

過去にこだわり、新しい出会いを見逃す

★ポイント：過去を大切にしつつも、未来に向けて成長する姿勢が求められます。

◆ 仕事での意味（逆位置）

過去のやり方に固執する

幼さや未熟さで成果が出ない

昔の栄光に縛られる

新しい挑戦を避ける

★ポイント：過去の経験を否定するのではなく、それを土台にして新しい一歩を踏み出しましょう。

▼ カップの6は、正位置では「思い出や再会、純粋な愛情」を、逆位置では「過去への執着や未熟さ」を示すカードです。

過去を大切にしながらも、未来に目を向けることがテーマとなります。