第18話
一生懸命逃げた。
が、つまずいて倒れた。
「うわ」
「追いついたぞ」
「なにやってんだあ!」
警官が来た。
「助かったあ」
警官が自転車から降りようとすると、
中年は警察官をバッドで殴った。これでもかというくらい、ボコボコに殴っていた。
鼻血をだした警察官は泡を吹いて動かなくなってしまった。
「う、嘘でしょ?」
中年は鬼のような目で温水を見る。
「うわああああ!」
温水はまた逃げた。
自宅まで逃げ帰って来た。
玄関を勢いよく開ける。
「コスモスう!」
温水は玄関に転がる。中年が玄関の入り口まで来ていた。中年はバッドを振り下ろした。コスモスがすんでのところでバッドを止めた。中年を取り押さえる。
「こいつをよこせえ!」
コスモスは中年のクビを締める。
中年は暴れる、泡をふいて、落ちた。
温水は息を整えながらその光景を眺めていた。
コスモスは微笑んでいた。
温水は風呂に顎を沈めて、ぶくぶくとした。
何かを考えていた。
上を見る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます