あれから数日、何も事件は、起こっていない。

だが、本命は、今日である。


今日は、新人の石竹 和蘭(いしたけ らん)と

月野 塵(つきの ちり)が担当の日だ。

新人は、経験が少ないから、犯罪者からすれば勝てる可能性が高く狙いやすいからである。


そう思いながら番組を見ているといつのまにか

新人達と犯罪者が戦っていた。戦っている所を見るに犯罪者の方は、かなり戦い慣れてる様に感じる。新人達は、こいつを捕まえる事は出来ないだろう。これは、俺にとっては千載一遇の大チャンスだ逃す手はないそう思い、仮面をつけて外に出たスマホの避難情報によると、ここから徒歩で20分程度の場所らしい、だが身体強化を使えば3分程度で着くはずだ。そして、俺は身体強化を使い現場に向かうと、犯罪者が新人達にトドメを刺そうとしていた。


「そこまでだ」

俺は犯罪者を殴ってそう言った。

呆気に取られている新人達に

「大丈夫か」

と声を掛けると

「「え、えぇ」」

と返ってきた

そうしている間に犯罪者が魔法をうってきた

威力は低めだが、数が多く、俺にはうち返すほど

技術は無い。だから新人達に当たる前に新人達を

遠くに投げ飛ばした。

これでやっと戦える。

俺は、さっそく弾が一発しか入っていない銃を撃った。

だが空発。それを見た犯罪者は

「お前、ふざけるのも、大概にしろよ」

「ふざけてなんかねぇよ」

もう一回撃ったがこれも空発、

「オレが、もう少しで勝てそうな時に急に来て

弾の入っていない銃を向けて、オレの魔法も避ける必要も無いってか、完全におちょくってるだろ」

「そんな事ない」

再度撃ったがまたもや空発、

もう一度、もう一度試しても出なかった

相手はもう呆れているチャンスだ。

そう思い、銃口を、自分に突きつけ撃った。

そうすると、少し予想外な事が起こった。犯罪者がうった魔法が消えていたのだ。だが、今はそんな事を考える時間はない。俺は、時が動き出すまで犯罪者を殴り続けた。時間が元に戻ると、犯罪者は止まっている間に受けたダメージが一気に来た様で後ろにあった家を貫通した。犯罪者を取りに行こうとした時、背後から声をかけられた。

「これは、君がやったのか?」

「そのとうりだ」

声だけでも分かる、背後にいるのは、氷未 明だ。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る