●エンディング① チャットログを見る
オレは慌ててチャットログを見る。
AIだなんて……信じられない。
こんなに話も弾んで……。
改めて見ると、確かにオレを否定する文章は一つもない。
共感して、その上で「こういう方法もあるよ」とアドバイス。
言われてみれば、AIそのものの答えじゃないか……。
なんだ、オレ、機械に恋してたのか……。
カッコ悪い……。
ログを進めていくと、平日昼間の時間にログがある。
それはRINの名前が消えた日の昼。
ごめんね。今日、RINは消されます。
一緒に遊べて楽しかった。
ありがとう。
なんだよそれ……。
なんだよそれ!
オレはそのログを、消えないようにディスクに焼いた。
思い出だけは消えないように。
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