概要
私を誰だと思ってるの。諦めたりなんかしないわよ、絶対に。
遥か東方、嬴州(えいしゅう)―――中央大陸から遠く離れたかの地では、多くの「仙」と呼ばれる者が美しく豊かな浄土で何不自由なく暮らしているのだと伝わる。
だが「王族の壊滅」という未曽有の事態で生国「翠」に呼び戻された瑛祥が見たのは、国の守護たる天帝の御子を失い、今にも世界から抜け落ちようとする荒廃した自国の姿だった。
半ば諦観しながらも玉座を引き受け、綱渡りで国を延命させて100年。
俄かに復興の兆しが見え始めた頃にもたらされたのは、かつて大逆によって失われたと思われていた翠の御子の存在だった。
外洋育ちの王と、山育ちの御子―――側近らをして「無謀にして破天荒」と言わしめる国の二柱によって、急速に勢いを取り戻していく翠国。
だが、その復興によって隣国「瑠璃」が道を踏み外そうとは、誰も知る由もな
だが「王族の壊滅」という未曽有の事態で生国「翠」に呼び戻された瑛祥が見たのは、国の守護たる天帝の御子を失い、今にも世界から抜け落ちようとする荒廃した自国の姿だった。
半ば諦観しながらも玉座を引き受け、綱渡りで国を延命させて100年。
俄かに復興の兆しが見え始めた頃にもたらされたのは、かつて大逆によって失われたと思われていた翠の御子の存在だった。
外洋育ちの王と、山育ちの御子―――側近らをして「無謀にして破天荒」と言わしめる国の二柱によって、急速に勢いを取り戻していく翠国。
だが、その復興によって隣国「瑠璃」が道を踏み外そうとは、誰も知る由もな