このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(166文字)
前半の青春のシーンはとても具体的で、二人がただの友達ではなく、強い絆で結ばれている様子が描かれています。女子同士ではなかなかそこまでいかないものですから、ちょっと羨ましいくらいです。中盤は二人の裏の世界。他人が容易に入り込めない理由が描かれて、ラストに向かいます。性愛とはなんでしょう。私も彼女側だったら、やっぱりそれとこれとは別になりそうです。幸と不幸が複雑に絡み合い、危ういバランスで生きている二人を、神様はどう見ているのでしょうか。
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