第4話 初めての出会い

「おい、お前ら準備はできたか?」

「ボス!こちらは準備は完了ですぜ。」

ふん、やっと日本は私のものに。


おっと失礼。

わたしは豊臣家25代当主の豊臣鎌瀬(とよとみかませ)というものだ。

そう、言わずもがなあの豊臣家の末裔である。ん?豊臣家は大阪冬の陣で滅亡したって?はは!確かに豊臣秀頼様はあの時死にかけたがなんとか逃げ延び、今までずるずると受け継がれているのだ。そして20XX年、とうとう豊臣家が再び日本を征服する準備が整ったのだ。もう憎き徳川はもういない。

覚悟するんだな!


直敬side


「お、着いた着いた!」

やあやあお初お目にかかります。神里家次期当主兼高校一年生の神里直敬です。

今日から東京の公世高校に通います。

今からどんな友だちが出来るか楽しみだ!


さあ今日は新入生オリエンテーションの日。立派な袴を買ってもらったし、早く向かわねば。


「ええっと?電車に乗るためにはどこの改札に向かえばいいんだ?」

現在入学式の20分前無事に遅刻しそうです。 東京って一体何者なんだ?一瞬で俺を迷子にさせるなんて、何かの術か?

て、こんなん言ってる場合じゃねぇ...走るか?電車で10分なら走ったら15分くらいか?


よし行くか!

そう走り出して五分後

「なんだぁ、走ったらあと2分でつきそうじゃん!電車なんていらねぇ。これなら無事に着きそうd...」

そう思った矢先だった。


「や、やめてください!わたしは今から高校のオリエンテーションに行かないといけないんです!」 


「えぇーそんなんどうでもいいじゃーん!俺らと遊ぼうぜ」


そこには1人の女の子とガタイのいい肩に刺青の入った男が3人いた。


「ほらほら、いこーよお嬢さん♪」

そう、男が女の子の手を掴んで裏路地に連れ込もうとしていた。


「いや、やめて...だ、誰か助けて、助けてよぉ!!」


「無駄だ!この時間人通りは少ない。お前とたっぷり遊んだ後売り飛ばして金を稼がせてもr「もー入学式前から遅刻するじゃん!」」


バコォン!

よし、男の頭を軽く殴って女の子を抱き抱え救出完了。


「残りは...ってあぶね!」


パン!パン!

「ち、外した!おい、女は打つなよ!あいつは高く売れる。」


「最初に遊ぶのは俺だ!」

そういうと男はニヤッと笑い、ナイフ片手に突撃したきた。


うーん、みたところナイフの使い方、銃の使い方は素人。俺の初撃にも反応できないくらいの奴らだしな。ここは距離を詰めて確実に仕留めよう。


「ねぇ?」

そうお姫様抱っこしている女の子に声をかけると


「な、何かしら。」


「今から15秒間だけ目を瞑っててくれない?カウントダウンは目を瞑ってからね。」


「わ、分かったわ」

そういい、彼女が目を閉じた瞬間


「ふん!今更降参しても許さn.ゴボォ!」

みぞおちに死なない程度に一発。

思ったとおりだ、所詮ただのゴロツキ。


「な、なんなんだ!てめぇは!」

そういい、銃を乱射しようとする男の間合いに瞬時に詰め寄り、人差し指と中指を伸ばして目を狙う。

「ひぃぃ!」

人間は反射的に目を閉じてしまう。

そうなりゃ制圧は簡単だ。

もう片方の手で銃口を破壊し、男の首筋を殴り気絶させる。


「ふぅ、13秒ギリギリ。こんなん10秒以内に片付けられないと到底父上には敵わんな。」


「14...15...15秒経ったわ。もう目を開けるわよ...ってうわぁぁ!何これ!」


「もう大丈夫だよ。全員気を失ってる。君を傷つけられるものはもういないよ。」


「あ、あなた一体何者?...」


「神さt...ただの公世高校一年生だよ。じゃ!って遅刻する!またね、今度からは気をつけるんだよ!」


そう言い、俺はマンションの上を飛び移り、遅刻10秒前にギリギリ間に合ったのだった。





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