ムカつく男

私は篠宮優華、発育がいい14歳。

聴覚しかない。

心配しないでいただきだいが私は生活はできてる、コウモリの超音波の原理と同じで私は聴覚しかないから研ぎ澄まされて耳が人何百倍も聞くことができるからなんとか生活はできてる。

音の返ってくる感覚で移動した距離を毎回把握している。感覚の話だから理解されないのも理解している

そして私の家は金持ちらしいから執事もあるから生活にあんま困ってない。





目の前の男、田邊芥は私が耳が聞こえないことを知っているらしいなんかムカつく

「なんのことですか??失礼じゃないですか?ほんとに叫びますよ?」

でも男の人は怖けず話しかけてくるムカつく

「優華ちゃん聴覚しかないんでしょ?僕がどんな見た目でどんな匂いするかもわかんないでしょ?」

ムカつく

「わかりますよ見た目は35歳くらいでタバコと酒臭いです」

私は耳で得た情報をもとに当てにいった

「当たりー!でもねー優華ちゃん叫ばないからどうせ耳で得た情報で喋ったでしょー」

こいつなんでこんなムカつくの

「なんで叫ばなきゃいけないんですが?」

「だって僕今フルチンだもん」

「え?」

私は男のいわゆるそれを見たことがない、だから実感がわからないが倫理的に終わってるだけは分かる、だから私は走ってしまった普段絶対にしない走るという行為をすぐに後悔したその直後コけた感覚がしたあと、意識が途切れた

雫の音がした気がした



意識が覚めたら聞き覚えのある声がしてきたお母さんだ

「不審者に襲われたって本当??なにもされてない??なんで尾瀬さん傍にいなかったの??あとで減給にしとくから!!でどんな人だったの??不具合ない??あとで警察に被害届持ってかないと」

やば、お母さんパニック

「とりあえず大丈夫コけただけ、尾瀬さんには先に帰ってもらってたから悪くないしなんなら助けてくれたの尾瀬さんだしあと、被害届は出さないで」

「とりあえず分かったわ、あと落ち着くために部屋出るけど大丈夫??尾瀬さんにきてもらうから」

「分かった。またあとで」

お母さんあんなパニックになるの久々だなーなんか心配されてちょっと嬉しいかもー

お、足音してるー

「尾瀬さーん?」

返事ないなー

「尾瀬さーん??」

「お嬢様失礼します」

あれなんで私動いてる??どうやって??

「尾瀬さーん???」

「優華ちゃん三時間ぶりだねー」

あ、ムカついてきた

「叫びますよ??」

「叫んでみなよ??」

「助けてー!!誰かー!」

「おじさん人生終わったねー!ざまぁ!!」

あと30秒もすれば助かるかなー

「誰も来ないねー」

あ、ムカつくなにこいつ

「おじさん本当になに?」

てか今お姫様だっこなのなんで??

「やべ、聖菜さんだ、体勢変えるよ」

こいつお母さんと知り合いなの??

あ、おんぶになった

「おいくそオヤジお母さんと知り合いなの??」

「おい喋れよクソオヤジ」

無視されんのもムカつく

「ハァハァ、歳は辛いねー」

いい歳してんなら風俗でも行ってろよjcなんか狙うなよ

もしかして外に出ようとしてる??

「おいクソオヤジ無視すんな」

「ごめんごめんもう着くから」

「着くってどこに??」

車のドアの音したってことはもう助からない?

「申し訳ございませんお嬢様」

「尾瀬さん助けて!!攫われるよ私!」

「どんな処罰も受ける所存です」

「もしかしてこのクソオヤジとグルなの??」

「申し訳ございません、お嬢様のためかと思い勝手な行動をいたしましたあと、クソオヤジと呼ぶのはおやめください」

「なんでよ??こいつ私にあれ、を見せてきた挙句攫ったんだよ犯罪者だよ!?」

「芥様も悪気があってしたわけではないと思われますので」

なんか尾瀬さんにもムカついてきた

「尾瀬さんとコイツもしかして知り合いなの?」

「優華ちゃん拓実くんには当たらないであげて僕の我儘付き合ってもらった優華ちゃんと同じ被害者なんだからー」

「加害者が被害者庇うのおかしいでしょ」

「今から優華ちゃんと僕はとある場所に行く」

「どこにいくの?てか尾瀬さんは??」

「拓実くんは僕たちの愛には勝てないからついてこれないんだ!場所はー!優華ちゃんの五感を取り戻す旅に行くよ!!」

やっぱムカつく愛ってなに??コイツに愛なんてねぇよ尾瀬さん助けてよ


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