第2話 白
自分が猫であることに気づいた時、すでに人ぶりの恥を抱いて20年も生きてきた
最初は目前の色から薄くなった、声が消した
強い吐き気とともに目の前がぼやけ。。
知覚はまず背中から失われ、次に頭と指
誰も見えないように街を歩いていて、街がゆがんできた
どこへ行こうか?
自分に問をしてこそ、人になるだろう、、
濡れた毛を舐め、隅に縮こまる。
今日もばれない日だった
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