応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 人魚の夏への応援コメント

    母親との軋轢が生み出した人魚だったのですね。

    海と鱗と泡が幻想的で、消えてほしいと願う狂気の恐ろしさもどこか幻想的で素敵な余韻に包まれました。

    素晴らしい作品を読ませていただきありがとうございました!

    作者からの返信

    こちらこそ、お読みいただき、星までいただき、ありがとうございます!
    幻想的な感じ、上手く出せてましたでしょうか。
    ありがとうございました。

  • 人魚の夏への応援コメント

    幻想的でありながらリアルな痛みを伴った物語に目が離せませんでした。
    母の強烈な愛情は我が子にすら憎しみを抱かせる……それは最早愛を超えた執着なのかも。
    人魚が鱗を取るシーンは痛々しくも印象的でした。
    主人公も人魚もそれぞれに新しい道へと踏み出したのですね。
    主人公は同じ環境ですが、心持ちがきっとさっぱりと生まれ変わったように。
    ミナガワさん、ありがとうございました。

    作者からの返信

    ありがとうございます!

    良い人生を送るためには、環境を変えるより、自分を変えることのほうが重要だと思っております。
    そこで、コンプレックスを乗り越えるという内面の葛藤を具象化してみよう、ということで書いてみました。
    うまくいったのかどうかはよくわかりませんが、ありがたい感想をいただけ、うれしいです。

    ありがとうございました。

  • 人魚の夏への応援コメント

    澄んだ水晶の様に美しい言葉で紡がれる幻想を内包した現実は非常に洗練されていました。

    自分の子供にすら嫉妬心を抱いてしまうほど強烈な独占欲を持った母、妻の愛に囚われた父、その父が注いでくれるはずの愛に飢えていた主人公。

    登場人物それぞれのエゴイズムと、それがもたらす呪縛が丁寧に幻想的な言葉ととも描かれていました。そして、このエゴイズムが単なる独善的な欲求として処理されるのではなく、肉体的な痛みを持って表現されているさまは現実的で、幻想を幻想として片付けない誠実な文学性を持っていると思いました。

    人に愛されるためには自分のために傷つき、人を愛すためには相手のために傷つかなければならない。

    そんな愛の与える、与えられるの関係性が見事に描かれていた作品でした。

    美しく、幻想的で、けれども現実的な物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    ありがとうございます!

    オリジナルの人魚姫では、人魚は自分を変えるために薬を飲み、代償として声を失います。
    ではそれを現実の自己変革に置き換えた際、我々は代償として何を払い、何を得ることになるのか、という観点で考えてみました。
    過分の誉め言葉をいただき、恐縮です。
    こちらこそ、ありがとうございました!

  • 人魚の夏への応援コメント

    揺さぶり方がとても上質でした。
    タイトルと冒頭の数行で、確かに「人魚」という単語は頭にあったはずなのに、会社のシーンと瀬戸内への逃避行の描写があまりに詳細で丹念で、すっかり忘れてしまっていたんですよね。いえ、思考の隅にうまく追いやられてしまっていた、というべきでしょうか。

    「──だから暑くならないように、水の中を歩くように言ったじゃない」

    このセリフで、はっと我に返る気がしました。
    そう云えば、この物語には人魚が出てくるんだ、と。

    本来、情感のピークは後半の鱗のシーンにあると思うのですが(実際読者の多くはそこにピークを感じていると思います)、私にとっては、むしろ前半の父の不調の部分に大きなうねりを感じました。

    人魚が人になるシーンは美しく静謐。
    しかしながら、私には主人公の女性が、その経験(果たして経験だったのか幻だったのか、そこすら私には曖昧なのですが……)を経てどのような心理にたどり着いたのか。簡単に閉じない物語だと思いました。多分しばらく私は悩みます✨️

    作者からの返信

    ありがとうございます!

    おお、そうなのですね。その揺さぶり方は意図していなかったので、新しい発見です。

    一応この話については、私の中では何が起こったのかを明確に決めておりますので、人魚との出会いが経験だったのか幻だったのかもはっきりしているのですが、書いていない以上、作中に正解はないわけで。その解釈も自由に楽しんでいただけたら嬉しいなぁと思っております。

    お読みいただきありがとうございました!

  • 人魚の夏への応援コメント

    夏だからこそ、人魚は上がって来て、人間は海に来て……という邂逅なんでしょうね。
    しかし鱗を剥がすというのは、「痛い」描写でしたが、それだけに目が離せませんでした。
    剥がし終わったあとの変貌も、恐怖と驚愕です。

    蟹だけが見ていた、悲劇、惨劇、再生。
    何だか、宮沢賢治の「やまなし」に出て来る蟹を、シニカルにしたような奴だな、と感じました^^;

    描写されていませんでしたが、父と私の間に何があったのか。
    母は何者だったのか。
    想像は尽きませんが、それだけ「余白」のある、広がりのある話を書けるって凄いなと思いました。

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    どこまで書いて、どこから書かないかというのは非常に重要な問題だと思っています。足りなければわからないし、書きすぎると野暮になってしまう。
    なので、そのような感想をいただけ、とりあえず成功したのかなと、ほっとしております。
    面白かった、という感想、とてもうれしいです。
    ありがとうございました!

  • 人魚の夏への応援コメント

    なかなか面白いと思ったけど、それどころではなかった。自己喪失と再生を「夏」という季節に託した完成度の高い現代純文学的幻想譚。
    長い夏休みの空白は主人公に内面と向き合わせ、生と死の記憶や劣等感を呼び覚ます。夏は強烈に輝きながら一瞬で終わる季節だから、人魚の変容と主人公の涙の解放を一回限りの体験として刻むところに夏文学として成り立っているのだろう。

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    この作品は犀川様の葉月賞のために書いたのですが、書くにあたって一番困ったのが、「夏」というテーマでした。
    テーマが「夏」である以上、作品には夏である必然性が必要だと思ったのですが、それってどんな作品? と悩みまして。
    実は、昨年の葉月賞はその結論が出ず、欠場してしまいました。

    今年も葉月賞のテーマが「夏」だと発表になった時、やはり頭を抱えたのですが、1年越しの答えとして、何とかこの作品に至りました。なので、snowdrop様の感想、とてもうれしいです。
    ありがとうございました!

  • 人魚の夏への応援コメント

    いやもう、陶然としてしまいますね。

    人魚の話なんてそれこそ海の砂ほどあるのでしょうが、こんな衝撃的なシーンで始まるストーリーがかつてあったでしょうか。……ここ、オリジナルですよね? いや、どこかのアイデアの流用でも、こんな痛そうなエグいシーン、私はとても書く気になれません w。うわ、このままホラー? とか思ったら、伝奇ファンタジーから妖しげな官能文学を経て現代的な自分語り小説に。正直、最後があまりにきれいに「現実生活への復帰」で締められているんで、やや面食らったところもあるんですが、全体を「旅に出て、戻ってくる話」と捉え直せば、このラストしかないですね。

    幻想の(?)人魚を媒介にして、自身と母親とがないまぜになって、ようやく過去の母の思いを知り、自分を許す心地になる……とかのあたりは、正直、作者の意図通り読み取れたのかどうか自信がありませんが、メタファーの謎解きがどうとかいう話よりも、描かれた情景の一つ一つが凄烈なまでに美しいです。主人公が覗いたのはまごうかたなき狂気の一端ですが、かくもきらびやかな狂気があるものなのか。まさにミナガワさんならではの表象世界という気がいたします。

    作者からの返信

    鱗を剥がすシーンは、先行者がいらっしゃるかどうかはわかりませんが、一応オリジナルです。このイメージを思いついたとき、イケる! と思い(笑)、あとはこのイメージが引き立つように全体を作っていきました。

    ただ、上手く行っているか心配だったので、このような感想をいただけ、ほっとしております。
    ありがとうございます!

  • 人魚の夏への応援コメント

    夢かまぼろしか、鱗のシーンが扇情的でドキドキしながら読ませていただきました。
    鱗と共に剥がれたのは主人公の中の執着心や劣等感だったのでしょうか。
    主人公の女性が軽くなった心で日常に戻るのも素敵です。

    引き込まれて目が離せない、不思議で素晴らしいお話でした。

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    ラストについては、日常へは戻らないパターンもありえたかなと思うのですが。
    戻るパターンとしてはこの戻り方しかないのかな〜ということで、こうなりました。
    今回、夏がテーマだったので、「長い夏休み(モラトリアム)の終了」というのがコンセプトになっております。
    上手く書けてるか不安だったのですが、褒めていただき、安心しました。
    ありがとうございます!

  • 人魚の夏への応援コメント

    再生の物語。
    限りなく夢に近く、
    傷みを伴う現実の物語。
    カニさんがステキでした
    ぶくぶく🦀♪

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    カニさん、上手く書けてるか不安だったので、ステキと言ってもらえて安心しました。
    素敵なレビューも、ありがとうございます!
    ぶくぶく。