第3話

洞窟は観光名所である




二人はガイドにつれられて洞窟にはいった




ガイドは若い女性(30代くらい)他に観光客が5人ほどいた




その5人は正悟達とはバラバラに歩いた




正悟はガイドに聞いた




「鬼は今でも出るんですか」




ガイドは少しビックリしたようだった




「その話ですか 確かに出ます でも出る場所を見たものはいません 


島の何処に出るかもわかりません」




「本当なの」福田はめがキョトキョトしていた




聞いた話では 鬼に「キビダンゴ」をかつあげされる事件が島のあちこちで起きているらしかった








二人が島を歩いていると 見知らぬ男達が二人を取り囲んだ




例の5人の観光客だ




「俺たちについてこい」と一人が言った




「何でだ」と正悟




「理由を教えろ」




「悪いようにはしない 我々を信じてくれ」と男が言った




「やだよ俺」と福田が言う




男のうち三人が福田をおそい 押さえつけた




正悟は二人の男との間合いをはかった




「やめとけ」と正悟が言った




「ケガするぞ」




男の一人が近づいた




ボボッ 正悟が男の腹を打った




男はうずくまった




男達はビックリしたようだった




正悟が男達を睨み付けた




「ケガするぞ」と正悟




福田が立ちあがった




男達は走って逃げていった 倒れていた男も必死であとから逃げた




「何だよ今の」と福田が言う




「角も何も人間じゃないか」と正悟




「多分あいつも神じゃない てもちろんか」




「神様に説明してもらおうぜ」と福田




「俺は1億欲しい」正悟が笑いながら言った




「じゃあ頑張るか 今度はナイフで脅してやるよ」




と福田




「ガイドさんの所に行きましょう」正悟が言った

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る