PVが全くつかないのでAIに感想を求めてみた
双ヶ嶺亜励克斯
はじめに
PVがつかなぁぁぁあああいっ!
感想以前の問題である。
PVがつかない理由には思い当たる節がある。そもそも、この作品「独裁政権下の英国の暮らしに関する証言集」は賞に出すことを前提に書き進めていた作品である。それが、とりあえず、世に出してもいい状態になったので、カクヨムに投稿したはいいが、私はカクヨムの事情をほとんど分かっていなかった。毎週小出しにして投稿するところを、一度に、第一部の内容をアップロードしてしまったのである。
ほとんど知られていない作者の作品を、しかも、売れ線の異世界転生ものでもないものをわざわざ読んでくださる方など、カクヨムにはいないのかもしれない。そりゃ、PVなんてつかないわけである。
頭がおかしくなりそうである。あれだけの労力を割いて11万字以上の作品を書き上げたのに、誰も読んでくれない。ここで正気を保ち、筆を折らずに作品を書き続けるにはどうすればいいか。
「そうだ、AIに私の作品を読ませて、感想言わせたらいいんじゃね?」
はい、もうこの時点で発想が狂いはじめていると指摘が入るかもしれないが、私はこの天啓ともいえる悪魔の囁きともいえる思いつきに飛びついた。
こうした思い付きを実行に移したのは、私が自分で自分に課しているAIの使用ポリシーに反しなかったからでもある。以下にそのポリシーを示す。
第一条 本文の執筆には使わない
AIはどこまでいっても他者で、他人に文章を書かせているのと同じなので、「自分がやった」という事実を大切にされる本文には使用しない。
第二条 炎上しそうな文章を発表するときは、AIに読ませて炎上リスクを計る
私は共感性が低いがゆえに、つい残酷なことを言ってしまいがちである。また、感情的になったときも、AIから意見が返ってくれば一呼吸おけるので、落ち着くことも多い。
第三条 調べものをするときは「司書」として使う
今の性能だと普通にAIは誤読やハルシネーションを起こすので、調べたい分野や物事についてどの本や資料に当たればいいかを尋ね、資料については自力で読み進める。
今回の、「私の作品の本文をAIに読ませて感想を貰う」という試みは以上の三つのポリシーのいずれにも反しないため、とりあえずやってみることにした。
詳しい方法を最初の方に書いてしまうと、間延びするので、それは最後の方で、「まとめとおまけ」で言及しておく。
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