七月十五日
七月十五日。
最近日記を始めた。
なぜかと言うと記録しておこうと思ったんだ。
僕がなにをされているのかを。
学校の事から書こうと思う。
僕は暴力を受けてる。
明確になにをされたのかは覚えてないけど確かに虐げられてる。
最初はただのいじりだったんだ。
なにを言われたのか覚えてないけど、そうだったと思いたい。
いつの間にか友達だと思っていた海沢くんから、校舎裏に呼び出された。
なんだろうと思ったら、殴られた。
口が血と砂の味がした。
お腹を蹴られた。
よってたかって僕のお腹を蹴るんだ。
周りの子供は同級生だったけど、名前が分からない。
今でも不明なまま。
次におうちの事。
僕を家族の皆は見てくれない。
お兄ちゃんは僕にそっけない。
なんでだろうね。
お母さんは僕の事を頭が悪いと言う。
どうやらテストの点数が七十点だかららしい。
お母さんはせめて八十点は取ってこいと言う。
いっぱい勉強してるんだけどな。
お父さんは僕の寝る頃に帰ってくるからあんまり会わない。
でも、お父さんもきっと僕が嫌いだろう。
だって、だって、、だって、、、なんでだっけ?
分かんないや。
まぁいいや。
これは僕だけの物語。
きっとそう。
だから、大丈夫。
僕は大丈夫。
だって僕は学校に行ける。
体調は悪くない。
まだ、大丈夫。
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