海外に住めば自分が移民な訳で。。。

海外に住めば自分が移民になるわけで。。

郷に入れば郷に従え以前に、

外国に住まわせて頂いている、という気持ちを忘れてはいけないと思う。

最近日本国籍を取得したから私は日本人だ、

という日本国外でお生まれになられ育った方をメディアで拝見するが

違和感を感じる。

特に、人種的に差別の対象として育ったことの無い方。

これは。。　卑下される側に立ったことの無い人には分からないのではと思う。

黒人、アジア人、有色人種。

日本なら年齢差別と女性差別。最近大分減っているとは言えども。

まだ女性が下、40歳過ぎたらまともな仕事は無い等

差別は絶対存在する。

その中で、日本国外での人種の差別を受けずに育ってきた人は、

海外に出ればアジア人として差別される側の日本人の気持ちは、

恐らく一生涯分からないのでは、と思う。

なので、差別されてきた経験が無い人に

「私は日本人だ」と言われても、

少し違うのでは、と思ってしまう。

だって、例として日本で生まれて日本の教育を受けた日本人の自分が

高校卒業した後でも渡米して、大学に行きます。

その後アメリカ国籍を取って、明日から

「私はアメリカ人だ」と言うのは

失礼じゃないですか？

言葉の問題ではなく。

小さい頃から受けてきた教育も環境も違うので。

大学位からではリスペクトが無いのではないか、と思ってしまうのです。

では何が国民のアイデンティティを形成するのかと思えば

生まれた時から受ける教育なのかな、と思ったんですよね。

家庭内と学校と双方。

学校で日本人としての基礎を学ぶし、

学校で道徳という科目を小さい頃から学ばされている日本人はすごいと思う。

宗教関係無く、人として、人間としてどうあるべきか、

思いやりや日本社会で生きる基本を学んでいる。

だけれども、アメリカでは、無い。

小中学校、道徳、というクラスは、無いそうだ。

私立の学校は分からないけれども。

一律に教えてはいない。

。。。

間もなく日本の華僑の人数が100万人になるとのこと。

それは、人口100人に一人が中国国籍の方が日本に住まわれるということで、

100万人も居たら千葉市、北九州市の人口全員よりも多いので。

間もなく政令指定都市一つ中国籍の人で出来てしまう。

アイデンティティが日本人の人は何人いるのでしょうか。。。

いえ、中国籍で日本人ではないので、

「日本の国に住まわせて頂いている」、という気持ちをずっと持ち続けて頂きたいと思うのです。

そうでないなら、日本国籍をご取得頂いて、

家の中でも日本語を使用して頂いて、

日本の教育を赤ちゃんの時から幼稚園、小学校、ゼロから受けて二世、三世代々日本人化して頂けたら

出身地がどこであれ日本人なのだ、と思えると思うのですが

根本的な考え方が異なるのではアイデンティティは異なるのではないか、と思うのです。

なかなか難しい問題ではありますが、私は差別される側だから言えるし

自分自身も住まわせて頂いている立場を忘れてはいけないな、と思うのです。

また、社会に貢献しなくては、と思うのです。

中国籍の方に限らずですね、人種関係無くですね、

お邪魔している先で悪い事なんて、絶対にしてはいけないのです。

二度とお呼ばれされなくなるでしょ。