百花繚乱の短歌集

朝顔、向日葵、マリーゴールドなどなど。
1首ずつ、夏の花が詠まれています。

それぞれの花の花言葉も書かれていますので、
より花の世界に没入できるのです。

そもそも短歌は花鳥風月を詠むものだったことを、
思い出させてくれる作品世界です。

夏の暑さを吹き飛ばしてくれるほど、
花の生命力を感じる短歌集。

特に、凌霄花(のうぜんかずら)の1首が素晴らしかったです。

容赦ない 風の強さに 期待する 残らず散るの 凌霄花