DEPARTURES 

Rie

— 旅立ち —

---


あのとき 何かを言えば

少しは ちがったのかな


 


強がる背中に 触れたくて

遠ざかる影を ただ見つめていた


 


沈黙は答えにならない

風だけが ふたりのあいだを

ゆっくり すり抜けてゆく


 


笑ってる写真だけが

わたしの世界を彩るけど


あなたのいない日々は

すべてが モノクロに見えるの


 


どこまでも 果てしなく

重なる夜と あなたへの想い


過去になってゆく 今を

ひとりで 抱きしめている


 


会えない現実がにじむ

忘れるために 生きてるみたい


忘れるって ひとりになること


 


さよなら 愛した人

さよなら 夢見た日々


でもまだ 歩けないよ

あなたのいない季節では


 


― DEPARTURES ―

愛を乗せた列車が 遠くなる


涙だけが

ホームに残っていた



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DEPARTURES  Rie @riyeandtea

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