第9話 暗中模索

瞑想の修行をしてきてたどり着いた現時点は、

やっぱりであるのか、六感も「私」という自我もなくて、

頼りどころがなくて、自分の名前さえもなくて、浮遊している感じ。


一応暗闇はあるが、それがすべて、原初の混沌に戻ったような感じ。


自分の独立した心を得たロボットのように、混沌の一部に独立を錯覚させる意識が誕生して、

その独立を錯覚させる意識が「私」と自分自身に名前をつけ、成長していく感じ。


ここはSFと共通している。


また、眠りに入ることがよくあった……さらなる意識や自我の遮断、死の疑似感覚体験だ。

ただ、自我の感覚……第七感(末那識)は寝ている間もつねに働く感覚であるので、注意。


そこまで来たが、瞑想も含めよくあるような修行をしようとすると、

シャットアウトされるような気がする。


神仏による運勢の調整は、よくある修行と同じ感じでされていて……何であるのだろうか。

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