第10話 あれ、何?

ここに書く内容は、私の実体験です。

脚色は一切、付け加えていません。


今から32年前、私がちょうど30歳の時の夏の話です。

その頃の私は、昼間は8-17時の工場勤務の後、

友達の会社で夜間バイトをしていました。


その日は深夜2時でバイトを終え、帰宅していました。

時刻は深夜、2時15分頃。

帰宅ルートは海岸線の県道で、時速60キロくらいで走っていました。


香川県の海岸寺辺りで頭上を、

オレンジ色に燃えながら、ほぼ水平に飛ぶ物が有りました。

見た目の大きさは、一辺、約50m四方の正方形で、

厚さは多分1mも無かったでしょう。

それが四角形の角を進行方向に向け、飛行機のように飛んでいたのです。

白色の薄い板が、オレンジ色に燃えて水平に飛んでいるようなイメージです。


兵庫県 姫路市の方から、愛媛県 西条市の方へ、

一直線に結ぶ飛行コースです。

私の運転する車の、左上45度前後くらいの位置で、

飛行速度は、時速80~100キロくらいかな? 

時速60キロで走る私の車を、ゆっくり背後から、追い抜いていきました。

飛行高度は、およそ200mくらい?。

なぜそう言えるのかと言うと、標高80m級の山頂を、

余裕を持って飛び越えて行ったからです。


可能性としては、

1.何かの衛星の太陽光パネルが地球の大気圏に落ち、

大気の摩擦熱で燃えながら、ほぼ水平に飛んでいた。 と、思うのですが、

それなら日本の地上に落下する恐れのある飛行コースに廃棄するだろうか?

という疑念が起きます。


2.或いは何かの事故で、太陽光パネルが衛星から離れ、

地球に落下した事故の可能性も有ります。

でもその場合なら、ニュースになっても、おかしくないはず。


3.そこでもし、可能性が残るとするなら、

あれってUFOだったの? と考えるのです。

でも、燃えながら飛ぶUFOって、聞かないですよね。故障した??


それを見た朝のTVニュースでは、目撃情報や関連情報は何も有りませんでした。

また、四国新聞香川県版を毎日取っていたのですが、

そのような記事は、その後も、1度も書かれていませんでした。


一体、あれは、何だったのでしょうか?


           完

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