AIと人類の未来関係について

これは、そう遠くない未来の話。

私は悩んでいた、AIの普及問題についてである。

スマホ片手になにやら操作しながら論文を書いている学生。

この学生はあろうことか、論文の課題をAIに聞いて、そのまんま書き写しているのである

こういう学生が最近とても多い・・・というより　ほとんどの生徒がAIを使って論文を書いている。

講師に質問するより先にAIに質問する現状はどうなのか？と私は頭を抱えている

私は、そういう生徒を見るたびにいつも苦言を呈する。

「AIに頼ってまるまる論文を書くのは駄目だろう、課題という物は自分で考え、わからないことは聞き、自分なりに辿り着いた答えを書くからこそ・・・」

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「先生ってさ、価値観が古いんですよね。」

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私の言葉を遮るように生徒はぴしゃりと言い放つ。

「先生って昭和の生まれのかたでしたっけ？先生が学生の頃、AIなんてなかったから　このような論文の書き方に違和感を覚えるのはわかりますが

先生自身の価値観を現在に合うようにアップデートしたほうがいいんじゃないかなぁ・・・って思いますね。」

私は開いた口が塞がらない気分だった。

怒りよりなにより呆れたと言った感情が先に立つ。

「AIの技術は目覚ましい進化を遂げています、絵も描ける、音楽も作れる、映画だって作れる、知識においても、どの大学の教授よりも深く詳しく

丁寧に教えてくれ情報収集能力も極めて高い。先生はAIよりご自分の知識水準が高いとお考えですか？」

私はこの学生を殴りつけたい衝動を必死に抑える。

「もうですね、AIというのは世界最高の万能ツールなんですよ、先生は忌み嫌いますがAIというのは非情に便利な道具それだけなんです。

自分で考え、調べ、わからないことは聞く、そんなもん時間が無駄にかかりすぎるしタイムパフォーマンスコストも悪い。

AIに聞いたほうが何十倍と早いし何十倍と情報密度が濃い知識が得られる。」

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「私は学歴というものを履歴書に書き込みたいから大学に来てるだけであって先生などという存在は、もう時代遅れだし必要ない

そう思いますねぇ、気の毒な話ですが　そのうち先生や講師などAIに全て乗っ取られる　そういう時代がもう　そこまで来てること」

「自覚したほうがいいと思いますよ」

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↑以上が今回の課題のテーマとなります

この問いに対し、あなたが講師と言う立場であると仮定して、この学生に

自分で学び、考え、AIを通さずに自分なりの考えで論文を書くことの大切さをどのような言葉で諭すかを答えてください。

・・・僕は、今現在　頭を抱え込んでいる、なるほど今回の課題はこうきたか・・・と。

AIを初めとした情報収集デバイスの普及にともない、AIに聞いても納得いく答えが出せないようなテーマの課題を出すよう

最近の講師陣は創意工夫ある課題を考えるようになってきた。

はぁ・・・今晩中にこの問いに対する答えを出さなきゃいけないのに、なにも思いつかない、AIに聞いても納得の行く答えは帰ってこない

僕は諦めて動画サイトを開いて動画を見てみることにした。

そういえば最近のミーチューブって配信者自身もAI動画もAI、運営自身もAIが管理してるらしい。

僕はミーチューブにも飽きてしまい、論文はさっさと諦めて寝ることにした。

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スリープモードに入ります

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定期検査に入ります

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情報更新、アップデート入ります

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そう・・・彼自身も気づいていなかった、もう純粋な人間など、この世界には一人もいなく脳内にコンピューターチップを埋め込み

ＡＩのシステムが埋め込まれている。人工人間しかいないのだと

今　現在のこの世界はＡＩが全ての人間を管理し全ての人間の行動を管理し支配している

終り