貧弱女の日常

@ai-tokaite-megumi

第1話 めぐみについて

初めまして。

これから夫に貧弱と呼ばれている女の日常を書いていこうと思う。

どうぞよろしくお願いします。


・名前 : めぐみ


・年齢 : 48歳


・職業 : 田舎の事務員 職場はレトロなビル


・家族 : 夫1人と猫1匹



まずは私の職場のこと。


平均年齢が結構高い職場で事務をしている。


季節によって差はあるが、今は時間に追われることもなく平和に仕事ができている。



事務と言っても、1日中パソコンのキーを叩いているわけではない。
どちらかというとアナログ作業である。一言で言うと雑用が多い。


私としては1日中パソコン作業をしている方が好きなのだが、贅沢は言えない。
とにかく言われたことを黙々としている。



具体的には、パンチで穴を空けた書類に穴の補強シールを貼ったり、書類の指定の場所に指定のシールを貼ったり、お知らせ用の用紙を押し切りでカットしたり、などである。手作業祭り。


シールを貼るのは小さい頃から好きなので、それは気に入っている。肩凝るけど。



押し切りとは何かを検索してみていただくとわかると思うが、でかい包丁の片方を固定してあり、その下にカットしたい紙を置いて、えいやっ!と包丁を押し下げて切るという物だ。

わお。こわい。



しかも枚数を多くすると斜めに切れてしまうので少しずつ切らないといけない。


めんどくさい。何もかもがレトロ。


今の事務員で、このスリルを味わっている人はどれくらいいるのかが気になっている。




職場は毎年人の出入りが激しいのだが、それは会社の方針で上司が毎年変わるからである。
初対面が苦手な私は毎年ドキドキしている。

まあ、そのうち慣れるんだけど。


今のところ毎年人がたくさん入れ替わっても、職場の人たちは穏やかな人が多くて癒されている。ありがたい。



今の私の悩みは、こんなにゆるい仕事をしていて、契約の更新がなかったらどうやって他を探すのかということだ。



何か資格が欲しい。でも勉強のタイミングなどが全くわからない。


せっかく資格を取ったとしても、仕事として実践しなければどんどん忘れるし、かといって勉強を始めなければいつまで経っても資格がないままなのだから、難しい。



やりたいことがあっても体力がない私は、まず勉強が続けられる体力をつけるところから頑張らなくてはならない。


多分一生無理だと思う。悩ましい。


まあ、先のことはなるべく考えないようにして体力温存しながら毎日を過ごしている。

特に夏と冬はいかに体力ゲージを減らさないかに注力することになる。

夏は始まったばかりだ。

気合い入れていこう。


いや、とりあえず昼寝しよう。

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