音にならない世界で

白骨死体

この世で一番贅沢なことはなんだろう

わたしにはこれがしっくりくる

それは誰かに愛されること

親、兄弟、姉妹、子供、パートナー、友達、同僚、先輩、後輩

誰かからであれ愛されることはそこに立つ人をどんな形であれこの世に繋ぎ止めてくれる理由になり、不思議な力があるように思う

だから私は羨ましかった

そんな人間が、あの人達が

たとえそれがわたしの勘違いでもそう見える全ての人間が

もしかするとわたしもそんな人間に見えたことはあったのだろうか

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