Topix-03 特殊能力について① -関数-
■ ボイジャーについて
特殊能力を行使する者は、総称して**ボイジャー(Voyager)**と呼ばれる。起源としてはLAGO2Nから討伐対称に対して使用される呼称であったが、現代では様々な組織・機関・個人の間で使用されている。
この呼称は、異能を「持つ者」ではなく、異能に「アクセスする者」であることを意味する。
前提として、ボイジャーは妖怪や魔獣、あるいは人外の存在とは明確に区別されている。 ボイジャーらはあくまで人間であり、肉体や魂の構造に特異な変異を抱えているわけではない。異なるのは、
■ 特殊能力(関数)の本質
ボイジャーの有する特殊能力とは、個人に内在する力ではない。
それは地球環境にあらかじめ定義・登録された現象操作プロセスであり、いわば「惑星規模の仕様書」に従って実装された機能群体系である。
異能の定義から呼出時の効果返却を担う星の機構のことを"
何故この地球にそのような人間を超人たらしめるご都合主義的な能力が定義されているか、またその定義は誰がいつ行ったものかは判明しておらず、聖星讀圓の見解としてはこれは地球が誕生して以来に散り積もった生命の潜在意識や夢想体系を薨閾材郭がビルドし、人間でも利用可能な形で定義しなおしたものを人類側が見つけ出したものだとされてきた。
或いは、何者かがこの世界を創り直した際に星の内部に取り残された旧世界の残骸とする意見も一部の界隈では有力視されている。
机上論として、この関数は誰でも呼び出すことができる。
血統・才能・適性といった要素は、呼び出しの可否に直接関与しない。
しかし実際には、誰が呼び出しても同じ結果が得られるわけではなく、定義通りの効果が正しく返却されない ケースが大半である。
適切な使用方法が判らない者が異能を薨閾材郭から呼び出した場合、
・効果が発生しない
・部分的に破綻した現象が返る
・使用者自身に不都合な効果或いはペナルティが逆流する
といった不具合が生じるため、ほとんどの人間にとって関数は「存在するが使えないもの」または「存在そのものを知らぬまま一生を終えるもの」となっている。
■ 関数呼び出しとパラメータ
関数はそれぞれ固有の名称を持ち、呼び出し時には必ず使用者情報がパラメータとして渡される。
この使用者情報には、
・肉体情報
・精神情報
・位置情報
・時間的条件
・世界との整合度
・その他固有のパラメータ
といった要素が含まれるとされる。
関数はこれらのパラメータを参照し、薨閾材郭は使用者に対して、どの程度・どの形で現象を返却するかを演算する。
多くの人間はこの演算結果が致命的に不安定なため、実用に耐えない。
ボイジャー《航海者》とは、この不完全な返却結果を許容・制御できる存在を指す。
■ クラスの概念
関数を扱う際、類似のパラメータを要するとされているものをパッケージとして定義し、ボイジャー間でその使用ハードルを下げる際に**クラス**として利用することがある。
薨閾材郭の
関数の運用ノウハウの蓄積はボイジャーの加害性を高める危険性を指摘され、LAGO2N/聖星讀圓は新たにクラスを定義することを強く否定し、クラス定義を行ったボイジャーを優先的に討伐している。
■ 権能関数について
通常の関数とは別に、**
これらは、
・薨閾材郭の根幹に近い超深層に登録されている
・同時期に同一の権能関数を呼び出せる存在は複数存在しない(呼び出し自体は可能だが、引数指定する肉体情報/魂情報に適合する存在が複数存在し得ない)
・星の巡りの影響に少なからず起因して発現する(あるいは適合者が出現する)
といった特徴を持つ。
一部の文献では、権能関数の行使者はボイジャーですらなく、一時的に星の仕様そのものと同化した状態にあると記されている。
■補足
人狼はボイジャーであるかという視点に立った時、これは明確に否定される。
人狼を含め、吸血鬼、鬼など人間形態をベースとした特殊な存在はあくまでも”そういう生態の生き物”であり、存在自体は薨閾材郭に起因するものではない。
ただし、星の巡りにより特殊な肉体情報を持つ個体は人狼に関わらず基本的に薨閾材郭に紐づいており、実態としてはボイジャーである。
つまり、人狼≠ボイジャーであるが、ボイジャーとなりうる人狼は存在するという結論になる。
そのため、宍汪連は人狼という”生き物”を退治するのが仕事で、LAGO2Nはボイジャーを討伐するのが仕事であるため、おにぎり屋での組織間対立の構造を生み出した。
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