『踊り子の娘は国を支配するか』について
『踊り子の娘は国を支配するか』は、シェヘラザードから着想を得て作った話です。テーマは「女王のララバイ」で、最初はそれがそのまま題名でした。
この話は人に読んでもらうことを前提に書きました。RPGのような世界観を意識しつつ、自分の書きたい『人間の欲や罪』を入れました。
この話に出てくる『レヴィラ』が嫉妬に狂う女なのはそのためです。自らが目立ちたいという欲により王に見初められ、それにより姉を危険にさらしている。助からない姉は彼女の心に深く傷をつけて終わらない苦痛を与え続けている。
この話では、欲が欲を呼び、罪を引き起こさせているのです。
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