第14話 修行中に…、何してるの!?
「金龍勇者の日常」
第14話 「修行中に…、何してるの!?」
土の巨人: グァーー!!(マイラのほうへ走り、攻撃しようとする)
マイラ(6歳): (土の巨人のほうへ走り、剣で攻撃しようとする)
ブルーファ(8歳): こんな奴俺が倒してやる!(コウモリの翼で空を飛びながらブーメランを土の巨人のほうへ投げる)
音: バキッ!(ブーメランが土の巨人に当たって割れる)
ブルーファ(8歳): な…何っ!?あのブーメラン剣よりも硬いのに!?
マイラ(6歳): ヤーー!(高くジャンプし、土の巨人を剣で攻撃しようとする)
ブルーファ(8歳): おいマイラ!その巨人はお前が持ってる剣より硬いぞ!攻撃できねぇ!
マイラ(6歳): (ブルーファの話を聞いておらず、持っている剣が土の巨人に触れる)
ブルーファ(8歳): ま…負けても知らねぇからな!
マイラ(6歳): (スパッと一瞬で土の巨人の首を剣で切り落とす)
土の巨人: グァーー!?(首を切られて姿を消す)
ブルーファ(8歳): (土の巨人がマイラに首を切られたのを見て驚く)は…はぁ!?な…なんで切れてるんだよ!?
マイラ(6歳): (ブルーファに走りながら近寄って)ブルーファ!切れたよ!
ブルーファ(8歳): ちょっとその剣くれ。(マイラが持っている剣を奪う)
マイラ(6歳): わぁ!?いきなり取らないでよ!!(ブルーファに剣を取られて慌てる)
音: バキッ!(ブルーファがマイラの剣を折る)
マイラ(6歳): な…なんで折るの!?(驚く)
ブルーファ(8歳): (折った剣を見つめて)ブーメランより折れやすいじゃねぇか…。
マイラ(6歳): ???(意味が分かっていない)
ハウナ(8歳): (拍手しながらマイラ達のところに来て)すごいわね〜!倒せるか心配だったけどこれぐらいのレベルならバンバン修行できるわね!
ブルーファ(8歳): おい、ハウナ。チビが土の巨人を攻撃する時にわざと土の巨人の体柔らかくしただろ?
ハウナ(8歳): (笑いながら)そんな訳ないじゃん!ただ私は土の巨人を操ってただだけよ!(首を傾げて)まず物を柔らかくする魔法まだ知らない…。
ブルーファ(8歳): な…何っ!?(驚く)
マイラ(6歳): 別に柔らかくする必要なくない?(意味が分かっていない)
ブルーファ(8歳): う…嘘つきやがって!!(怒ってその場から立ち去る)
マイラ(6歳): 何かズルしたかな…?(不安に思う)
ハウナ(8歳): まぁ、ただ私達の実力に驚いてるだけでしょ!
マイラ(6歳): そ…そうだね!(苦笑い)(心の中: それにしても…、ブルーファが可哀想だな…。これは…、僕が強いからいけないんだ…。きっとそうだ…。ブルーファと一緒にいる時はわざと弱気でいよう。きっとそのほうがブルーファも安心する…。)
(数時間後、マイラはベッドで眠っていると誰かの話し声が聞こえてくる)
マイラ(6歳): (誰かの話し声で目が覚める)ん…?誰だろう…。こんな夜中に…。
(気になって話し声のするほうへ行ってみる)
(ベランダの扉の奥から女性と男性の話し声が聞こえる)
マイラ(6歳): (聞き耳を立てるが何を話しているか分からない)(心の中: どんな話をしてるのか分からないな…。とりあえず…、開けてみるか…。敵の可能性もあるし…。)
(マイラはベランダの扉を少しずつ開けると…。)
ハウナ&ブルーファ: あ……。(マイラのほうを見て固まる)
マイラ(6歳): (気まずくなって)な…なんかごめんなさい…。(すぐに扉を閉める)
(マイラは自分のベッドに戻って)
マイラ(6歳): (ベッドに寝転がって)(心の中: ブルーファとハウナ…、あそこで何してるんだろう…。気になるな…。)
(次の日…)
マイラ(6歳): (周りを見渡しながら外に出る)(心の中: 今日はブルーファとハウナが何をしてるのか見てみよう…。)
(なぜかって…?そりゃ…、誰でも気になるでしょ?とんでもないやばいこと企んでるかもしれないしね。)
(マイラの予想…)
ブルーファ(8歳): (ハウナに近付いて)今すぐマイラを殺せ!
ハウナ(8歳): マ…マイラを…?わ…私がマイラを殺せるわけないわ!(怯えながら言う)
ブルーファ(8歳): お前なぁ…。俺の言うこと聞かねぇと…。(ブーメランを取り出してハウナに攻撃しようとする)
ハウナ(8歳): キャー!!(驚いて)誰か…誰か助けて!!
(現実で…)
マイラ(6歳): ハウナ!今すぐ助けるから!(走って村の外に出て、ハウナ達を探す)
(ハウナ達のほうでは…)
ハウナ(8歳): (森の中に立って)ブルーファ…、どうして私をここに呼び出したの?
ブルーファ(8歳): (ハウナの近くに立っていて)それはなぁ…。(何か言おうとする)
ハウナ(8歳): あっ!!(気付いて)もしかしてプロポーズ!?
ブルーファ(8歳): ち…チゲーよ!バカ野郎!今から俺はお前に命令する!
ハウナ(8歳): め…命令!?もしかして…、キスしたいから目をつぶって。とか!?
ブルーファ(8歳): そんなわけねぇだろ!お前は…。(大声で)今すぐマイラを殺せ!
ハウナ(8歳): マ…マイラを!?わ…私が殺せるわけないわ!(少し考えて)殺すならブルーファがやってよ!(言い返す)
ブルーファ(8歳): お…お前…?本当に殺っちゃっていいのか…?(少し驚く)
ハウナ(8歳): (杖を取り出して少し振り回す)貴方がマイラのことを殺せるわけが無いから大丈夫!
音: バチバチ!!(上から音がする)
ブルーファ(8歳): な…なんだ!?(上を見上げる)
音: バチバチ!ドガン!(ブルーファに雷が落ちてくる)
ブルーファ(8歳): ガッ…。(雷に当たって倒れる)
ハウナ(8歳): こんな事にも引っかかってたらマイラに簡単に負けるわ…。(倒れているブルーファを見つめる)
マイラ(6歳): (森の中に慌てて来て)ハウナ!大丈夫!?
ハウナ(8歳): うん!大丈夫だよ!それに、なんで慌てて来たの?
マイラ(6歳): えっと…、ハウナが心配だったから…。(恥ずかしそうに言う)
ハウナ(8歳): (笑顔でマイラの頭を撫でる)心配してくれたのね!いい子だね〜。
マイラ(6歳): そ…そうかな…?(少し照れる)
ハウナ(8歳): さぁ!家に帰りましょ!(ぴょんぴょん跳ねて楽しそうにしながら村に向かう)
マイラ(6歳): (倒れているブルーファを見て)(心の中: 絶対何かあったに違いない…。)
ブルーファ(8歳): ……。(倒れたまま動かない)
ハウナ(8歳): (マイラを呼ぶ)マイラ〜!行くよ〜!
マイラ(6歳): は…はい!(ハウナについて行く)
(どうして…、ブルーファがやられてるの…?もしかしてブルーファが襲いかかってきたからハウナが焦って攻撃してしまったとか…。これからはもっと細かく見てみようかな…。)
次回 第15話 「暴力しすぎ、この姉は。」
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