第3話 星の恋愛物語
「金龍勇者の日常」
第3話 「星の恋愛物語」
(食事が終わって…)
ソニア: よーし!次はみんなで僕の怖い話を聞こう!
ブルーファ: おぉ〜!いいじゃねぇか!
スリマ: 怖い話ならたくさん話せますよ!
ヌヒメ: ホラー的な話なら私にお任せあれ!
二ーサヤ: 私もホラー的な話なら何個でも。
キサミ: (マイラの後ろに隠れて耳を塞ぐ)
ヌヒメ: (キサミのところに来て)もしかして貴方ホラー苦手?
キサミ: わぁ!?(びっくりしてジャンプする)
ヌヒメ: そんなにびっくりしなくてもいいのよ(笑う)
スリマ: じゃあ後のみんなは怖い話大丈夫だよね?
マイラ: スカーミさんは大丈夫?
彦星: カルルは大丈夫?
織姫&スカーミ: 怖い!!
ソニア: (笑顔で)じゃああまり怖くない話をしよう!
織姫&スカーミ: え…?
(切り替えて)
ソニア: 僕が怖い話をするからよく聞いててね!!
全員: はい!
スカーミ&織姫: えっ…?(青ざめた顔になる)
ソニア: じゃあいくよ!
スカーミ&織姫: (抱きつきあい、息を飲む)
ソニア: ある日、1人の少女が「滝夜叉の鏡」の鏡に閉じ込められました。
二ーサヤ: 「滝夜叉の鏡」ってたしかスカーミが吸い込まれた鏡だよな?
スカーミ: こ…怖くなるからその話はやめて…。(織姫に抱きつく)
織姫: (スカーミに抱きつきながら)「少女」っていう言葉を聞くだけで怖い…。
二ーサヤ: そんなに怖い?
ソニア: じゃあ続きいくよ!
スカーミ&織姫: (頭を振る)
彦星&マイラ: (心の中: 大丈夫かな…。)
ソニア: 鏡に閉じ込められた少女が目を開けると周りが真っ暗でした。
ブルーファ: 真っ暗か。俺にとっては最高な場所だぜ!
ナレーション: ブルーファは「コウモリ族」!コウモリは暗い洞窟の中に住んでいることが多い!
ソニア: 少女は怖がってその場で固まっていました…。すると…、いきなり後ろから女の子の声が聞こえてきました。「あなたはだあれ?」と。
スカーミ: なんか体験したことあるような…。
ソニア: 少女は驚いて後ろを振り向くとそこには火がついたロウソクを持った頭に狐の耳、後ろには狐のしっぽが生えた可愛い女の子でした。
スカーミ: もしかしてその子、「キョアル」っていう子じゃない…?(織姫に強く抱きつく)
織姫: えっ?じゃあこの話ってスカーミさんが実際に体験した話なの…?(震える)
ソニア: うん!まぁ聞いてて!(切り替えて)少女は驚いてその女の子から遠くへ逃げました。しかし、少女の後ろにはまだ女の子が立っていました。
アキセ: きっとあの可愛い女の子も鏡の中に閉じ込められて怖かったから少女に話しかけてきただけじゃない?
ソニア: しかし…、その女の子の体には返り血がたくさん付いていました。
織姫: 返り血!?人を殺した…?(ビビってスカーミに抱きつく)
スカーミ: 確かに私、周りから悲鳴が聞こえていたのよね…。
織姫: ひ…悲鳴!?あの女の子殺人鬼…?
ソニア: その女の子は少女に近づき、こう言いました。「ねぇねぇお姉さん、私のお人形さんになってくれる?」と。
スカーミ: 思い出すだけで恐ろしい…。
織姫: なんで人形にする必要があるの…?
二ーサヤ: (心の中: さっきからあの2人めっちゃうるさいんだけど…。)
ソニア: それで、少女は女の子に人形にされようとした時…、左側から羽ばたく音が聞こえたので左側を見ると、そこには羽の生えた少女の弟がロウソクを持って、立っていました。
スカーミ: あっ、絶対ソニアじゃん。
マイラ: だからソニアは行方不明だったのか…。
ブルーファ: 絶対に実話だな!
ソニア: 女の子は少女の弟に攻撃しようとしたが弟は簡単に攻撃を避ける。それの繰り返しで2人の戦いが続く。少女はそれを怖がりながら見ていた。
スカーミ: い…意外と攻撃が激しかったからよ…。
スリマ: 激しい攻撃を簡単に避けるってすごいわね!
ソニア: べ…別に普通に避けれるよ!
スカーミ: 一瞬すぎて私は見えなかったのよ!
ソニア: そう?まぁいっか。(切り替えて)弟が女の子に攻撃しようとしたら女の子は弟の攻撃を避け、弟の頭を蹴り、少女のところに走っていく。
スカーミ: 確か頭蹴られた時、頭から出血してたわよね…。
織姫: わぁ…、めっちゃ痛そう…。
ソニア: そして弟が攻撃できない間に少女を人形にした。
織姫: え!?スカーミちゃんに人形にされたの!?
スカーミ: 私、人形になったときの記憶、全然覚えてないのよね…。
ヌヒメ: 人形になるとただの物になるから、感情とか、記憶も全くないのよ。
彦星: 人形にされてどうやってもとに戻ったんだろう…。
キサミ: (りんごを食べながら集中して話を聞く)
二ーサヤ: お前、それで何個りんご食べた?
キサミ: 12個。
二ーサヤ: さっき夜飯食べったばっかなのにもう腹減ったのか?
キサミ: いや、集中して話を聞く時、なぜかいつもいつの間にかりんご食べてるんだよね…。
二ーサヤ: お前、りんご中毒か?
キサミ: 何それ?
次回 第4話 「怖い話」
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