拝啓、親愛なる¿¿¿へ

くろいひと

前日譚【─おてがみ─】


分からない。なんで産まれたの?

産まれたら〝親〟と言う物が愛して、くれるんじゃないの?


酷いよ、酷いよ、なんで?なんで?


暮らていたら〝友達〟と言う物が助けて、くれるんじゃないの?


わかんないよ。わかんないよ。


孤児院の広場で皆を見つけた時…会話出来るかもって…


だから───声を掛けたの。


『 ────…ねぇ。

なんの お 話rッ… 』


【やーい!化け物!】


【気持ち悪い奴が来るんじゃねぇよ!】


「なんでお前なんかが居るの?」


「役ただずの癖に…」


【使えない〝ゴミ以下〟の癖に】


「近寄るなこの───

〝 化 け 物 ! 〟


『 ッ"ッ" ───』


私は広場から逃げ出した。

孤独で、辛いよ。


そしたら…孤児院からいつの間にか出てて…

暗い森に居た。


───そして机みたいなのがあった。


…私は不意に見た。


1つの紙


────────────────────

██、██なる██へ


元気かな?

いつもよりボクは元気さ██。

それでね───

────────────────────


これしか…分からない。


──けれど、私はその続きを見たいと思った。


…だから1度孤児院に戻った

この人が気になった。

どんな人でここに置いたのだろう。と


そして…

───いつか見つけ出す為に私は行く事にした


〝 外へボウケンに出る事に 〟

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拝啓、親愛なる¿¿¿へ くろいひと @ununa

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