●1-8 ポスト

早朝、目の下にクマを作り疲れ果てた男がふらふらと歩いていた。


どうやら、六連勤の帰りらしい。

家に帰ってから次の出勤時間まで7時間まで眠ることが出来る。


「疲れた…」


そう呟いた時、ふと、何かが目の前にあるのに気がついた。


それはほんのり朱色がかった木製のポストだった。

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