カタルシス

毎話、楽しみにしております。
感想に関しては最終回まで待つのが良策とは思われますが、思わずレビューしてしまうことをお許しください
11話読破時点での感想です。

人間には「身の程」という言葉があり、この小説はその身の程をクズ主人公に教えるというのが本筋に思えます。
つまり、クズで周りに迷惑を掛けながらも行き続ける人モドキの「希望」を一つずつ消していくというものです。
性欲と悪知恵だけ成長させてしまった哀れな41歳でしたが、それでも彼の中には「女性は自分よりも弱く、出会うだけで股を開く」という根拠のない自信がありました。
それが姉妹の連れているルッツくんや今回のにゃあやしゃで粉々に砕かれたでしょう。
シリアスな展開が続いていましたが、最後の田中の感想で笑いましたね。

とはいえにゃあやしゃは妙に41歳に詳しいのが気になりましたね。友達から聞いていたことなのに調べたかのような言動が何処か不思議でした。
また全体的な事ですが、41歳の言動に関しては親であるタツさんの責任もあるように思えます。タツさんはしっかりしていたのに41歳がこうなった原因の解明も待たれますね。

おそらく41歳の行く末は施設送りかもしれませんが、その時が来るまで応援しております。
また出来れば41歳の過去編も書いて欲しいですね…。