第8話 基本ルール

 今回は、小説を書く際の基本ルールについてお伝えします。


 小説には、暗黙の了解のような基本ルールがあります。

 絶対このようにしろという訳ではありませんが、以下の基本ルールを覚えることで、より読者に読みやすく分かりやすくさせることが出来ます。


 まずは段落落としです。

 小説作成においては、最も基本的なものであり、作文では、よくやっていた人もいると思います。


 段落落としでは、文章の最初に空白を1つ分開けます。

 ただし、「」の場合は、中や外に改行をしません。


今日はいい日だ。〇

「今日はいい日だ」〇

 「今日はいい日だ」×

「 今日はいい日だ」×


 このような形となります(因みに小説では、これを「字下げ」と呼びます)。


 次に、「」と『』と……についてお伝えします。


 「」は、セリフを入れたい場合や、その文章を強調したい場合に使います。

 『』は、何かのタイトルやサイトなどに使います(使わないこともあります)。

 ……は、基本的には半濁点と同義だと思ってもらえればと思います。


 因みに、キャラの感情を表したい時には()を使うか、そのまま書いてしまいましょう。


 次に、「」や()などの場合は半濁点を付けないようにしましょう。


「今日はいい日だ」〇

「今日はいい日だ。」×


 なお、その小説タイトルに半濁点が付いているなどの理由なら付けてもOKです。


 次に、「」内では改行をしないようにしましょう。


「これはウサギかな? いやライオンだ」〇

「これはウサギかな?


いやライオンだ」×


 改行をしてしまうと、読みやすくしたつもりが逆に読みにくくなってしまいます。どうしても改行がしたければ、「」を区切って地の文を挟んでみましょう。


 セリフ内にセリフを入れる時は、『』を活用しましょう。


「この『かけら』があれば……」〇

「この「かけら」があれば……」×


 ただし、複数人が発言をする際は、「」を重ねても構いません。


「あhれてhとえてぇとえてぇお」

「「うるさい!!」」


 疑問符や感嘆符の後は1つ分開けましょう。

 なお、半角ではなく全角で入力するのがポイントです。

 また、疑問符・感嘆符が改行前の文末や「」などの最後にくる場合は1つ分開けません。


「小説を書いてみたよ! これでどうかな?」〇

「小説を書いてみたよ! これでどうかな? 」×


 なお、「!?」などの場合は「! ?」とする必要はありません。


 三点リーダ(…)とダッシュ(―)は偶数個繋げて書きましょう(基本的には2個繋げます)。「」内を三点リーダのみにする場合は、基本的には「・・・・」とします。


 なお、三点リーダを「・」のままにするのはNGです。ちゃんと変換しましょう。


「もうすぐか……」〇

「もうすぐか…」×


 数字はアラビア数字で書きましょう。

 数学と同じです。ただし、作文などの縦書きでは漢数字を使いましょう。

 なお、慣用句などはアラビア数字に直す必要はありません。また、数が膨大になる場合は、「万」や「億」などを併用しても構いません。


「宝くじで6億円が当たった」〇

「宝くじで六億円が当たった」×


 有名な小説家でも、基本ルールを忘れてしまいます。怪しいと思った時は、ぜひ確認をしてみてください。


・蛇足

 小説には、人称が必要になります。

 基本的には、単数称か複数称で物語を書いていく形になりますが、多いのは複数称です。


単数称「僕は前へ進んだ。」

複数称「直人は前へ進んだ。」

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