生命とは 仮説立てました ☆40 まじめ
命はどこから来たか。
私は、生命の始まりは電気信号、つまり電気そのものだと考えている。
なぜか。
まず、地上のあらゆる物質が、突き詰めていけば分子や原子になる。
そして、その分子や原子が、イオン化結合だったりファンデルワールス力などの電気的な力で、強力にまたは緩やかに結びついて物質を形作っている。
だから、分子や原子、イオンのレベルで物質を見た時、必ず間隙がある。私たちの身体だって例外ではない。
たとえば自分自身の腕を触って実態があるから密である、と私たちは思っている。
けれど、分子や原子のレベルで見ると、隙間だらけ。
それは、どんなになめらかな布でも、顕微鏡で見れば織り糸の空間を認識してしまうことに似ている。
さて、ここまでで、生物と言えど物質が電気的な力で集合しているに過ぎない、という説明ができているだろうか。
では、つぎに、生物はどのように動くのか。
動物の動きは、電気で制御されている。
何らかの刺激があれば、その刺激が電気信号に置き換わり伝わる。
昭和の人なら、カエルの筋肉に電気刺激を与える実験を覚えている人もいるのではないだろうか。
結局のところ、動物の構造はひとつの機械と理論的には大きな違いはない。
では、最も大きく異なるもの。生命もしくは魂と呼ばれるもの。生物にあって機械にないもの。
これはどこから来たのだろう。
昭和の終わる頃だっただろうか。
故障した人形が勝手に喋ったり壊れたおもちゃが勝手に動き始めたり、というオカルトめいた事象が話題になったことがある。
当時、原因として考えられたのが大型トラック関連の電磁波を利用した無線だった。
つまり、強力な電磁波は、離れたところの物体に電気的な刺激を与えることができる、ということだ。リモートスイッチを考えるとわかりやすい。
ただの入れ物として存在した小さな物体が、雷などの電気刺激によって、スイッチが入ったように動き始めた。
これが、生命の始まりだったのではないだろうか。
その始まったばかりの生物は、自己の複製を作成した。
食塩水から塩の結晶を取り出すように、同じ物質は集まりやすいという性質によって。
そして、スイッチがオンにされて動き出した電気的伝達=生命は、絶縁体に出会うことなく伝わって行ったと考えられないか。
生物としての容器は物質として複製され、生命の根本は電気信号として伝わった。
そして、老化とは。機械と同じで物質部分の老朽化であり、もう一点、電気刺激の伝達不良、すなわち接触不良の恒久化が原因なのではないか。
どうだろうか。
私たちは電気刺激で動いている。これは間違いない。
地球に張り巡らされた電磁波は、すべての生物の電気制御に影響を与えている。
急激な人類の変化、日本でいえば何らかの特徴を持った人の増加や犯罪者の増加は、社会問題だけが原因ではないかもしれない。
外部の電気的影響によって本来の回路とは違うところに電流が生じている、そのように考えることも可能ではないだろうか。
生命そのものが電気的なものなら、私たちの身体だけでなく、心にも影響があってもおかしくない。
私たちが人間として在り続けるためには、カプセル式のシールドが必要ではないかと、真剣に考える。
知識のない者が妄想チックに無理やり立てた仮説だが、もし、これが本当に成り立つならば。
ロボットに雷が落ちた時に、生命が宿るかもしれない。彼らが、新しい動物として繁殖する世界が訪れるかもしれない。
その時、私たち人間は。起動してからずっと伝達し続けてきた命の電源のスイッチを、自分たちで管理できているだろうか。もしかしたら、自らオフにしなければならないのだろうか。
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私は、昭和のひとです。
昭和のあの時代に、物理と化学を選択しました。そして、私は化学がとても嫌いでした。
化学の授業になると腹痛がおこり保健室に行く。
その腹痛は、30分もすればおさまっていました。不思議ですね。
だから、まあ、良くわかってない人間の妄想ですよ、ということです。
それに、論文なんて書いたことも無いですし。
ただ、ずっとずっと思っていたことを、突然文章にできる気がして書き始めました。
私にありがちな、書きたい衝動が発動しました。
いままで見つけることのできなかったピースを見つけたかのように、するすると表現することができました。
気持ちいいですね、作品としての出来がどうであれ。
満足しています。
いろんな異論を伺いたいのですが、ど素人の学の足りないおばあちゃんですからね。
やさしくお願いいたします。
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