戦闘の合間の休息
「負けちまったー」
有川は悔しそうにそう言う
「いや、、、マジで紙一重だった」
それに夜桜がそう反応する
「実際、有川の強さは俺の想像以上だったよ」
ルークもそう有川を称賛する
「私も勝てるかちょっと怖くなってきたわね」
後ろから立花がそう呟く
「ひとまず今戦ってる2人が有川に勝つのは無理だろうな」
夜桜は彩音と十川の戦いを見ながらそう呟く
「十川の戦い方上手いな、、、土を壁や足場に活用して攻防一体の戦いをしてる」
十川は土魔法で生成した足場を次々に渡って行き彩音の上から武具創造で作り出した剣を次々に投擲していく
「というかあんなに足場と剣を創り出して魔力大丈夫なのか?」
立花がそう言うと
「元々の魔力量と魔力制御が少し秀でているっていうのはあるんだが、、、作り出している物の質を落としているというのも理由だな」
ルークがそう答えた
「土の足場は一回踏んだら崩れる耐久性、剣も中に空洞がある粗悪品、、、それをわざと作ることで魔力消費を抑えてるんだ」
「「なるほど」」
ルークの説明に3人は納得する
「正直、戦闘技術という点において十川は絶対的に白馬園に勝っている、、、だが」
「スキル差がその勝っている部分を超えてる」
「ああ」
「概念術師、、、いくら粗悪品だとはいえナイフで一撫でしただけであんなボロボロになるわけがない」
十川の投げる剣を彩音は両手のナイフで切る すると剣が砕け散るのである
「武器を破壊する概念をナイフに付与したっぽいな」
「えっぐいな、、、これ剣の打ち合いなんてしたら一方的に剣破壊されるだろ」
「それこそ十川ちゃんじゃないとどうもなんないだろうね」
「さて、、、どうなるかな?」
4人は2人の勝負に注視するのであった
「負けちゃった」
十川はそう言いながら落ち込んだ
「いや、、、紙一重だったよ。当たったら気絶する電撃っていうクソみたいな技を一か八かで成功させてなかったら私が負けてたよ」
そんな十川に彩音がそう言う
「双方とても強かったよ、、、あ、そうだ5人とも」
ルークが思い出したように5人に声を掛ける
「「はい?」」
「俺明日少し用事があってな。明日1日は特訓を見れなくてな、、、今日見たいな特訓は今の5人に流行らせるわけにはいかないんだ、、、だから明日は図書館で知識を付けておいてくれ。魔法とか知っといたほうがいい」
「なるほど」
「確かに俺達は魔法の知識がないからな」
「ちなみに用事ってなんなんですか?」
十川がそう聞くと
「秘密だ、、、ただ、5人に関わることだとは言っておくよ」
ルークは笑みを浮かべてそう言った
「さて、、、次は夜桜と立花の模擬戦だな」
「一度負けかけた俺はより強くなった、、、完勝させてもらうぞ」
「喧嘩したことも無いくせに私に勝てるとでも?」
2人の間に火花が散った
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