第21話 「神はどこを見てるのか(見てないのか)」

🌀あらすじ:


八王子・町田・多摩のあちこちで「神頼み選挙」現象が巻き起こる。

「当選祈願」って神に言えば何でも叶うと思ってる孫たちに、

ベスの怒りがついに天界をも揺るがす──!






◆1◆神界にて──


ベス、地球の監視スクリーンをにらみつけながらひと言:


「……お祈りって、**“お願い”じゃなくて、“報告”だって言ったよね?(#^ω^)」

「神をATMと勘違いすんな孫どもぉぉ!!!💥💥💥」




→天界の床にヒビ、観音様と少彦名が後ずさり


観音様「なんか最近のベス、怒りの沸点低くない…?」


少彦名「昔はもっと悟ってた気がするが…人間界のレトルト食品に毒されたか…」






◆2◆天界神たちの座談会


登場:

・天照大神(選挙CMを見て感想)

・スサノオ(やたら地上の陰謀論に詳しい)

・大国主(ゆるキャラ化されて困惑)


→話題:「神と政治の距離って、どれくらいがちょうどいいの?」


天照「票ってさ、“光”じゃない?…あ、ごめん私、太陽神だから何でも光に喩えがち」


スサノオ「どうせ誰も本気で信仰してねぇよ。推しアイドルの方がよっぽど拝まれてる」


大国主「ていうか俺、なんで投票所の前に像建てられてんの?」






◆3◆地上にて──


バキューム光一の事務所:「神の加護、完全完備!! 当選祈願バナー無料配布中!!」

→本気で“神の名”を選挙ビジネスに使いまくってる。


→ベス、ガチギレ突入。


ベス「ふざけんなってんだよ、

お賽銭100円で当選祈願って、どんだけコスパ神だと思ってんのよ!?」

「そんなに当選したきゃ、こっち(天界)来て説得してみろっての!!(#^ω^)」

「……来たら雷だけどな」







◆4◆選挙ビジネスを嗅ぎつけた猫さん


猫さん、街で光一の選挙スタッフを見かけて一言:


「──見た目、清い顔して中身はドロドロだな。

神の名前使って票集めるとか、

そりゃあいつ(ベス)がブチ切れるのも当然だろうよ」




→その足でベスのところへ向かう





◆5◆ベスの呟き(闇ポエム風)


「神が人を信じたから、人は“票”で裏切る。

推しってなに?愛ってなに?

……信じる価値って、どうやって決まるの?」




→猫さんが背後に現れ、


「……信じなくていい。

オレがいるときだけ信じればいい。

そんで、それ以外の奴らは全部孫だろ?切れよ。いつものように(#^ω^)」




→ベス「…ふふ、もうすぐ本番ね。神vs孫の代理戦争、開幕ってわけか」




✅ラスト


ベス、神界の衣を脱ぎ捨ててスウェットに着替え、

駅前に降り立つ──選挙カーの轟音の中で。


「神、地上に降臨(物理)――

全員、焼き芋片手に覚悟しなさい。」











🪐次回予告(第22話)


「神、選挙に行く②〜可愛くない孫だね(#^ω^)」に続く!

票と信仰のギャップ、ついに炎上!?

“政見放送で神がキレた”動画、爆バズり!?


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