タンポポのたび　ポポへん

つゆまろ

こうえんの　おはなばたけの　かたすみに　タンポポが　さいて　おりました　タンポポは　しろいわたぼうしを　かぶり　いまにも　たねたちが　たびだとうと　していました　その　たねたちのなかに　ポポも　いました　ポポは　

ポポ（どこに　とんでいくのかしら　どんな　ところに　ありるんだろう）

と　ワクワクしていました

そこに　ちいさな　おとこのこと　おかあさんが　あそびにきました　おとこのこは　まだ　ヨチヨチあるきです

おとこのこが　タンポポを　みつけました　おかあさんが

おかあさん「タンポポさんだね　フーする？」

と　きくと　おとこのこは　ニコッとすると　タンポポを　ブチッと　おると　ちいさな　おくちを　すぼめて

フーーーッと　ちからいっぱい　ふきました　すると　タンポポの　わたぼうしが　フーーーッと　バラバラに　なりながら　おそらに　まいあがりました　ポポも　フーーーッと　まいあがると　そこに　ヒューッと　かぜがふきました　タンポポの　たねたちは　ひとりひとり　わたげの　かさをさして　かぜにのって　こうえんから　たびだちました　おとこのこと　おかあさんは　ニコニコして　おみおくり　してくれました　

ポポ「さ〜ッ　ぼうけんの　はじまりよー」

ポポは　かぜの　ふくままに　たかく　たかう　のぼって　いきました