世界は終わらなかった。だから、僕の嘘だけが残った。
knml
まえがき
前作『全員に愛される世界で、たった一人の「いいえ」が僕を壊した。』では、
絶対の肯定の中に潜むたった一つの拒絶を描きました。
そして今作では——
終わるはずだった世界の中で交わされた、たった一つの本音が、
世界が終わらなかったことで嘘に変わっていく物語です。
あの瞬間、確かに僕は君に「好き」と言った。
君も頷いてくれた。
でも、何も終わらなかった。
日常は戻り、関係は曖昧に濁り、
あの日だけが切り取られたまま、
時間だけが進んでいった。
本音が嘘になったとき、人はどうやって前を向けばいいのか。
この物語は、そんな「後悔と余韻」についての、
少し苦くて、静かな青春の終わり方です。
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