轟斬
増田翔一
第0話 プロローグ
ここでは現代ではとても見られない謎の儀式が行われていた
白いローブを身に纏った老人と大剣を持った男そして大剣を持った男の前に一人の青年が立っていた
「これより『轟斬』継承の儀を執り行う
轟斬そして新たな轟斬よ継承を」
青年は己の身丈ほどある大剣を受け取り空に掲げた
「ソウマ…その剣にはその剣以上の想いがある…先代達から受け継がれていきたものを決して忘れるな」
「この剣とこれからの戦騎たちに恥じぬ戦騎になるとここに誓います」
「ソウマ…いや『轟斬』よこれからはお主が守る人々の盾となり矛となるのだ…」
『これで継承の儀を終える…轟斬よ…貴殿にはこれまで以上の試練が待っていることを忘れるな」
青年は受け継いだ大剣を空に掲げた
ここに戦騎『轟斬』を受け継いだ男の物語は始まる
そして5年の月日が流れた
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