コロナさんと介護士・ヤンの日常【カクヨム短歌賞10首連作部門】

ヤン

五年間の思い

コロナ禍で防音室が怖くなり

通えなくなったピアノレッスン


コロナ禍の『不要不急』のその中に

私の好きな『音楽』がある


ワクチンを三回打った父は死に

一度も打たない私が生きる


防護服着て汗だくで介助する

私を笑いたかったら笑え


『黙食』が普通の私

『会食』が何だったのか思い出せない


マスクして仕事をしてる

お互いの本当の顔を誰も知らない


過去のことのように世の中は語るけど

私たちはまだ闘いの中


カク友の野外ライヴが観たくって

ルールを破り満員電車へ


カク友の歌声聴いて

明日からまた頑張ろうと勇気をもらう


手洗いと消毒・うがい

栄養と睡眠とって明日も元気🎵



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