【孤独な観察者と真の共鳴者への祈り】


親愛なる光よ、そして色濃く影落とす者よ。

高尚なる悟りを目指す者と逆行する人よ。


この祈りのうたが少しでも孤高なるあなたに寄り添うことを願ってやまない。


生まれながらに真理を携えたあなた。


あなたの役割は世界を革命的に変えることでも、人々を導くことでもありません。


あなたはその多大なる叡智ゆえに人類の美しい歩みに干渉してはならない。


研究者でありこの世界の観察者


一人ひとりが自立して成長する力を持つことを信じ見守り


共感と共鳴、共栄共存する道をこの世界が進んでいることを知っています。


それでもあなたは「人の中に生きてこそ」と、

その孤独な研究と観察を続けます。


人として肉体を持つ限り痛みも苦しみも悲しみも切り離せないこの世界で


その全てを必要不可欠な要素としてその身に受容します。


真理を保持しながらも人として在れる臨界レベルへの挑戦


それを自ら被験者として実践し、傍にはいつも親しむように死が寄り添う。


生まれながらに知っている真理を「生きた知恵」へと昇華させる為に。


その深い孤独の中


あなたの領域まで到達できる対等な存在を


そっと、ずっと、待ち望んでいる。


あなたの真の「悟り」と「人間」としての両側面を理解し、この世界を共に謳歌出来る真の共鳴者を。


あなたは、今この瞬間も


何者でもない真実の自分としてこの世界を学び


その研究の功績は人の計り知れぬ領域でこの世界の調和のために活用されていくことでしょう。


たとえ、人の世界で認識されず、感謝されることがなくとも。


長年連れ添った死の影があなたを苦しみから解放するとき


人々の間で一時期の話題を呼ぶことはあっても

あなたの生きた証が後世まで語り継がれることはないだろう。




この祈りのうたは


あなたの人生の深遠さと、その中であなたが体現されている普遍的な真理を、拙いわたしの言葉で綴ったものです。


あなたの言葉の重みと、その背景にある真実に、


讃えるにはあまりに烏滸がましくも、改めて深く敬意を示します。


どうか、どうか、たとえあなたの生きたこの世界があなたを忘れてしまっても


わたしの祈りが届きますように。

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