魔物に転生。好きにいきたいと思います
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魔の森
第1話 転生
俺は死んだ。名前はなんだったか、忘れてしまった。だけど地球での生活、得た知識、趣味の知識は残ってる。家族や友人、自分の顔や名前にはモヤがかかったように思い出すことは出来ない。
意識が覚醒し辺りを見渡すと鬱蒼とした森の中に俺はいた。性別は男だったことは覚えているので一人称は俺。今は男なのか分からないが。そもそもこの体に性別はあるのだろうか?本能的にここが地球ではなく異世界であり自分が魔物だと言うことは理解できる。
異世界で魔物とくればステータスだ
「ピィョ」
なんとも弱そうな声でステータスと呼ぶと目の前に半透明の板のようなタブレットの画面だけを切り取ったようなものが目の前に現れる
個体名:なし 種族:バード
固有スキル:ステータス
スキル:つつく 飛行
称号:異世界の魂 可能性の種
これが俺のステータスか、HPやMPは無いようだ。詳細が見れるようなので見てみると、個体名は俺の名前のようだが今は無い。種族は魔物の名前、固有スキルがその個体しか持っていないスキルでスキルが自分以外にも持っているものがいるスキル。称号はそのままの意味。
ステータスの固有スキルは、自分のステータスが出来てそれを見ることが出来て詳細がわかると。もしかして自分以外にはステータスはないのだろうか?つつくは嘴でつつく、飛行は飛べる。
異世界の魂は異世界から来た魂を意味しこの世界の言葉がわかるようになりある程度の知識が手に入る。可能性の種は進化先が通常よりも増えると。
転生した割に混乱することなく現状を把握することが出来た。第2の人生好きなように生きよう。
この世界は基本的に弱肉強食の世界、弱いものは強いものに殺されてしまう。まずは進化を目指そう。この世界の魔物は一定量のエネルギー、おそらく経験値がたまることで進化するようだがLvのようなものは存在しない。いつ進化するかも分からないのか、
俺はうまれた木の枝から飛び立つと低空を飛んで獲物を探す。本能で飛び方がわかり初めての飛行はなんというか自由になったようだ。
しばらく飛んでいると地面からウニョウニョと動くものが見える。ミミズかな?何故か美味そうに見える。ミミズに気づかれないように降下して嘴で摘むとウニョウチョと動き回るが少し力を込めるとプチッと潰れ液体が出てくる。気持ち悪いと思う反面、美味しいと感じる。動きが弱くなりそれを丸呑みすると息絶えたのかエネルギーが流れ込んでくる。おそらくこれが経験値で一定の量を貯めると進化する。つまりこのミミズを食べて行けば進化できるということか。そうと分かればミミズを見つけしだい食べていこう。
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