第十四話 奔流
「それでは、奨励祭の決勝戦を開始する!」
アナウンスの御堂の声によって試合開始が告げられる。
今回の試合は両者の戦闘能力を加味して、以前までの中規模フィールドから大規模フィールドでの試合となっている。
仮に中規模フィールドでやったとしても広範囲制圧能力の高い彼女達が戦うとすると、酷い絵面になる事は容易に想像できる。
大規模フィールドは、森林、草原、山岳、川と、自然の大地をそのまま訓練所として用いている様だ。
「お、早速華鈴君と私のアイオンが衝突しているようだよ。真」
紅は観客席から彼女たちに向かって指を指す。
その先には数多の巨大な黄金の刃を従えて、アイオンを襲う二階堂と
背中に携えたE.R.A.Dから出る、青い炎の
対する二階堂の黄金の刃を用いた攻撃は非常に苛烈だ。
アイオンは、地上で二階堂の攻撃を捌き切るのは、不可能と判断し360度の逃げ先がある空中を主戦場に選ぶに至ったのであろうが、
そもそも、空中をアレほど機敏に動き回る事が出来る飛行用のE.R.A.Dはこれまで存在しなかった筈だ。
今までの技術力では、良くて滑空する程度の空中制御能力しか今までには無かった。
おおよそ、紅の研究室の新たな発明品である事は、眼を輝かせながら試合を観戦する、紅の横顔から想像がついた…。
観戦に混ざっている、白衣を着た特科の生徒も、この新しい技術に目を奪われている様子が散見できる。
――――――
「ちょこまかと…中々に小賢しいですわね…。」
私の刃を軽々と躱す
今までは地上のみの戦いだったが故に、相手の逃げ先を潰すように攻撃を置けば良かったが、
彼女の空中制御による、立体的な戦い方には頭を悩ませている。
相手の逃げる方向が今までは相手に半円を描くように、上方向に避ける選択肢しかなかったものが
空中では下方向に避ける事も可能になり、360度全方向へ移動する事が出来る。
そもそも、このレベルで空中制御が出来る相手は今まで存在しなかった。
これが中々に厄介で、今までの戦い方の常識とは違ったモノを求められる。
純粋に物量で圧倒できる相手であれば問題ないのだが、彼女の場合そうもいかないだろう。
私の攻撃を掻い潜る彼女は、攻撃の隙を縫って、彼女ご自慢の翅を使って高高度まで飛び上がると、
彼女の背中から新たに、彼女の背丈ほどの青い光輪のようなものを展開する。
よく見ると、その光輪には三角の形をしたコアが7つ、規則正しく周回している。
私は、彼女の青い羽根、その神々しい光輪、彼女の表情の無機質さもあって、
機械仕掛けの天使の様だ、と魅入ってしまった。
「
「
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「
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彼女がそう呟くと、彼女の背中の光輪から、7つの光球が軌跡を描きながら私に向かって放たれる。
魅入ってしまったが故に遅れるが、私は自身の刃を前方に集め防御態勢を取る。
直後、私の刃に当たった光球が青い閃光を撒き散らしながら爆発する。
彼女の攻撃の威力は凄まじいが、私の刃を貫くには至らなかったようで、少し安心する。
しかし、先ほどの攻撃に留まらず、彼女は立て続けに光球を放ってくる。
これでは攻撃に転じる事は難しい。
彼女は恐らく消耗戦に持ち込もうとしているが、私も余力が無いわけではない。
しかし、彼女が嬉々として消耗戦に持ち込むという事は相当精神力に自身があるのだろう。
この賭けに乗るのは得策ではないと判断できる。
つまり、私が取りうる選択肢は…。
――――――
紅様より賜った新兵装の調子は上々と言える。
私の背にある炎の翅と、腰に付けた姿勢制御スラスターによって
飛行移動における慣性がほぼ働かなくなることによって、急な推進方向の切り替えや、停止が殆どラグ無く実現出来ている。
地上での移動と遜色無いレベルで空中で不自由なく移動が出来ている。
この兵装に問題があるとすれば、この飛行兵装型E.R.A.Dは精神力の摩耗が著しいという事だろう。
一般的な生徒の精神力だと3分と持たないだろう。
そして、久方ぶりに使用を許されたE.R.A.D、通称"
私の予想では、
二階堂華鈴は、紅様がお認めになった人物だけあって、一筋縄では行かない様だ。
彼女の周囲は無数の黄金の刃に包まれ、私の攻撃を通さない。
すると突然、彼女は突然黄金の刃の盾を解き、姿を現す。
「お望みとあらば思う存分お避けになって!これが私のウェポンカーニバルですわ!」
彼女はそう叫んで右手を天にかざすと、私の頭上の遥か上の方から、刃渡り30mに及ぶ刃が何百何千と出現し、
恐ろしい質量をもった刃が地球の重力によって自由落下を始める。
恐らく彼女の算段は逃げる隙も無いほどの圧倒的な火力をもって私を倒したいようだ。
その作戦自体は間違ってはいないが、二階堂華鈴は一つ失念している。
このままではいくら大規模なフィールドと言えど、その衝撃で観客席まで被害が出かねない。
刃渡り30mに及ぶ刃の質量は仮に鉄と仮定してもその重さは520トンに及ぶ。
そのような無数の金属の塊が重力に身を任せて地上に降り注いだ時、どれほどの衝撃を生み出すかは想像に難くない。
――――――
「ちょ、アレって流石に不味くない?」
影葉は僕の二の腕をツンツンとつつきながら顔に焦りを浮かべる。
「フフフ…。華鈴君は調子に乗った時に後先考えない行動を取るのが
「まぁ、それがかわいい所なんだが…。」
紅はコーヒーを啜りながら、穏やかな笑顔を浮かべて、そう独りごちる。
「フフフじゃないわよ!ほら、平坂君!避難するわよ!」
影葉はそう言って僕の左手を握って観客席の出口へ向かおうと立ち上がる。
が、僕に引っ張られるように彼女の動きは止まる。
「平坂君?何してるの、危ないんだからさっさと行くよ!」
いや、僕ではない。僕の右手を紅が掴んでいるのだ。
「まぁ待て。観戦というものは、ゆっくりと座ってするものだ。」
彼女の穏やかな言葉と裏腹に、その圧倒的な威圧感に気圧され、影葉は不満げな表情で席に着いた。
「よし、偉い子だ、影葉君。ここからが面白いのでね。是非見てもらわなければ。」
紅は楽しげな表情を浮かべながら、再度コーヒーを啜った。
――――――
「いくら貴方でもこれは避けれなくてよ!」
勝った。
どれほどの機動力があったとて、圧倒的な力の前には無力。
私は勝ちを確信して、彼女の様子を伺う。
が、その顔に浮かべた表情は、全く諦めている様子は無く、静かに目を閉じている。
「紅様、申し訳ありません。」
アイオンが何かを呟いたと思うと、
既に彼女は私の眼前まで迫り、私の胸倉を掴んでいる。
そして、私がもがく間も無く。
「
彼女の呟きと共に青い光が私の視界を奪い、私は意識を手放した…。
――――――
「あ、あれは…。」
僕は無意識の内に声を漏らしていた。
アイオンは二階堂に詰め寄った瞬間、彼女達二人を中心として直径1km程の青い光球が彼女たちを包むように爆発した。
いや、問題はその後だ。
彼女達二人の姿、意識を失った二階堂と、背中に着けた兵装が破損したアイオンが爆風の粉塵が収まった後その姿を見せた。
そして、彼女達二人を囲う様に球状のクレーターが出来ていた。
その様相が、夢と全く同じクレーターに感じたのだ。
彼女はあの夢と関係があるのか?僕は試合の勝敗よりも、それに頭を支配されていた…。
「どうだ影葉君。問題なかっただろう?」
紅はニヤリとしながら影葉に問いかける。
二階堂による攻撃の被害は、アイオンが二階堂の刃が地上に着弾する前に、彼女の意識を奪うことで、
彼女のC.O.R.Eよって生み出した刃は空中で霧のように霧散し、事なきを得た。
「やはり、手塩にかけた我が子が成長する様を見るのは一番心地いい事だ。」
紅は恍惚の表情を浮かべながら、目を閉じたまま天を見上げる。
そしてそのまま、彼女は横目に僕の方を見ると
「ああ、心配せずとも真。君にも期待しているさ。」
「君もいずれ自身と向き合う時、成長せねばならない。」
「成長には苦痛が伴うが、なに、問題ないさ。苦痛の伴わない成長なんて糧にならない。」
「お、ようやく香織君の方も動き出したようだね…。」
紅はそう言って肘掛けに腕を降ろすと、落ち着いた様子で再度試合の行く末を見守り始めた…。
――――――
「ああ、なんだ。肝心の華鈴ちゃんが倒されちゃっているじゃないか…。」
「う~む…約束と違う気がするが…。かと言って素直に倒されるのも面白くない…。」
フードを被った人物は、私の攻撃を軽々といなした上でブツブツと独り言を呟いている。
先程の爆発がアイオンの向かった方向から起こったことを察するに、恐らく二人の戦いは決着したのだろう。
アイオンが加勢に来ない事から、負けたのかと思ったが、二階堂が相手の加勢に来ないという事は
おおよそ引き分けでどちらもダウンしたのだろう。
「なぁ!香織とやら!」
フードの人物は明るい声でこちらに喋りかけて来る。
「私のフードを剝ぐことが出来れば、君の勝ちという事でどうだ!」
「よし、そうしよう!では、私もいい加減反撃と出よう…かなっ」
彼女は私の返事も聞かずに、そう言って流れるような動きで瞬時に私の懐まで距離を詰める。
すると、腰を落としたのち、私の鳩尾目掛けて拳を振り上げる。
咄嗟の事に反応できず、私は防御姿勢を取れないままもろに攻撃を受けてしまい、その勢いで後方へと吹っ飛ばされる。
「もちろんこれだけではないんだよ~、では、遠慮なく。」
彼女は間髪入れず、空に浮かぶと
両手に直径1m程の雷を纏いながら渦巻く水球を生み出し、私に向かって投げるように発射する。
アレを食らうのはとても不味い。そんな気がした。
私は体の痛みを振り切って、回避体勢に移る。
何とか彼女の水球を躱したが、その水球の着弾した木々は跡形も無く吹き飛んでいる。
「そうそう、これで終わってしまっては興覚めも良い所だからね。」
「で、逃げなくていいのかな?」
彼女は新たに雷を纏った水球を生み出して、首をかしげる。
顔こそ見えないが、無邪気に破壊を楽しんでいるように思える。
私の頭の中で、これに勝つのは不可能だ。と冷静な自分が語り掛ける反面
胸の内は熱く燃え上がり、生への渇望というエネルギーを燻していた。
――――――
「どうだ、香織君。自身の内から湧き出る力を感じるだろう。」
「その心の内から湧き出る炎で、私の心を躍らせてくれ…。」
「無気力な人間は、助けるに値しない。私に君の価値を証明するんだ…。」
試合を見ながらそう語る紅は、愉悦の表情を浮かべて楽しそうに微笑んでいる。
彼女の行動の原動力は善意だけではないのだろう。
あくまで彼女はその行動によって、自身が何かを得るために助けているに過ぎない。
彼女は彼女自身のために人を助ける、しかし無条件ではない。
あくまで彼女の助けたい形で助けるのだ。
その人が望む助け方を行った所でその人が真の意味で助かる訳では無い事もまた、事実だろう。
その行動に彼女の哲学のようなものを僕は感じた。
――――――
「逃げないのか?とは言ったが、逃げてばかりではつまらない!」
「持久戦でも狙っているのか?予め言っておくがこの程度の戦いでは、私は100年でも200年でも体力が尽きる事は無いぞ。」
…。彼女が言う事が確かなら長期戦は私にとって寧ろ不利に傾くだろう。
彼女はその手に水球を生み出しながら、私に迫る。
仕方ない、ここで戦い方を変えるとする。
次から水球は避けない。私は手に弓を構え、矢を引く。
対象は彼女の手から迫りくる水球に向かってだ。
彼女の水球は威力こそ凄まじいが、私のC.O.R.Eも威力では負けていない。
ここからは力比べの時間だ。
そして私は彼女の水球に矢を放つ。
私の矢は彼女の水球に着弾すると紫色の閃光を放ちながら爆発する。
2つの力の衝突によって、空気が震え、肌が焼かれるような熱さに包まれる。
が、先程までの迫りくる水球の姿が見えないという事は、私の狙い通り、彼女の水球を無効化する事が出来た様だ。
「ん?私に力比べを挑むのか?それはまた中々に愚かな選択だ。」
「では、少しギアを上げようか。」
そう言うと彼女の右手の上で漂う雷を纏う水球の大きさが2倍程になる。
当然、その水球の威力は計り知れないもののように感じるが
今の私なら、負ける気がしない。胸の辺りから湧き上がる何かを感じる。
私は身体から湧き上がる力を、矢に込め。
私に迫りくる、水球に向かって射った。
余裕だった。寧ろ私の力の方が
私は彼女の虚を突かれたような顔を確認する。これは好機だろう。
手の止まった彼女に向かって、先ほど同様に湧き上がる力を矢に込め、射る。
「おっと!。危ない危ない…。」
今まで私の攻撃を避けていた彼女も、回避する余裕が無く
自身の前に水の盾を生み出して何とか私の攻撃を凌いだ。
「ふふふ…。面白いじゃないか。」
「巷では量より質とはよく言うが…。」
「私には関係ない、量も質もどちらも両立できる。」
彼女は先ほどまでの巨大な水球を片手に3つずつ浮かべる。
計6つの巨大な水球だ。
これを同時に放たれるとなると、私の弓では手が回らない…。
が、自然とどうすればいいかの解法が浮かぶ。
無ければ増やせばいい。
あの
――――――
「ちょ、え。なんで香織が人形生み出せるわけ?」
香織の生み出した5体の人形を見た影葉は明らかに動揺している。
「そう驚くことも無いだろう?影葉。」
「元々君の一部であった彼女が影葉と似た形質の能力を引き継ぐのは自然だろう。」
「え、何で緋羽さんがここに?というか九重さんは?どこに?」
僕も気づかないうちに、隣に座っているのは緋羽に変わっていた。
「ああ、彼女なら香織の様子が変わったあたりで観客席から出て行ったよ?」
「にしても俄然興味が引かれる現象だ。彼女の何処からアレほどの力が生まれるんだろうな?」
「やはり、紅が固執する。生への執着が彼女の感情に何かしらの変化を及ぼしているんだろうか。」
「非常に興味深いね。」
先程の紅と同様、緋羽も心を躍らせているようだが、どこか彼女は紅と違った視点な気がする。
あくまで研究対象として心が惹かれているのだろう。僕の予想でしかないが。
紅の気迫は研究対象以上の何かを僕に感じさせる。
「てか、相手も滅茶苦茶だけど香織も滅茶苦茶ね。」
香織は5体の分身と共にフードの人物が生成した6つの巨大水球を見事打ち破る。
その様子を見る、観客席の生徒のボルテージが上がっていく。
観客席はまさに湧いているといった表現が正しいだろう。
――――――
面白い、我が妹だけあって流石見る目がある。
本気を出していないとはいえ、私の
久々に血が滾る。
少し彼女の本気を試してみたくなってきた。
「香織とやら!この攻撃を凌ぎ切って見せろ!」
「なれば君の勝ちを認めよう!これは私なりの君の力への敬意だ!」
私は天に両手を挙げ、力を集中させる。
そして、私の頭上には今までとは比にならない大きさの雷水球が生まれる。
中規模フィールド程度なら一撃でフィールドごと消し去ってしまえるほどの威力だろう。
それを見た彼女は、今まで持っていた弓を捨てる。
そして、彼女と同じ姿形の人形も霧のように消え去る。
諦めるのか?ここに来て?
私がそう思った瞬間、彼女は怒号の様な低い雄叫びをあげた。
彼女の身体に紫色の筋が浮かび上がり、両腕が紫色の結晶の様な物に包まれている。
その姿はまるで籠手の様だ。
そして、彼女はこちらを見据えると、先程までと様子の違う、凄まじいまでの殺気を私に向ける。
気づけば、彼女の左手には深い紫色の禍々しい弓が備えられ、右手で弦を引くと紫色の炎を纏った矢が生み出される。
面白い、面白いぞ。香織とやら。
私は頭上の極大サイズの雷水球を彼女に向かって放った。
彼女もまた、その紫炎の矢を放つ。
私の雷水球と紫炎を纏った彼女の矢が衝突する。
が、先程までの彼女の矢は爆発するのではなく、私の雷水球を貫通して私に向かってきた。
合格だ。後は私の水の盾で受けて終わるとしよう。と思ったその時。
「姉上!避けろ!」
懐かしい声が私の耳に入る。
私は反射的にその声の通りに身体が動き、すんでの所で彼女の矢を回避した。
が、偶然にもフードの一部が彼女の矢によって貫かれ、私の顔が露わになった。
「やはり姉上だったか。」
私は愛しい妹の声を聴いて、彼女の元へ向かい、ギュッと抱きしめようとするが、彼女は急いたように香織の方に向かう。
つれない妹だ。久々の会合というに…。
私は少し悲しくなった。
――――――
勝てる、勝てるぞ。
私の意志に敵う者などいないのだ。
私は高揚感に包まれていた。
フードの人物の素顔?そんなものは関係ない。倒せばいいのだ倒せば。
私はまた、弓を構え、彼女へ向ける。
「落ち着きたまえ、香織君。君の勝ちだ、これ以上続ける必要はない。」
ああ、九重か。何を言っているんだ?戦いとは勝たなければ。相手がまだ立っているじゃないか。
「これ以上続けると君の身体によくない。結晶化が進んでしまう。」
結晶化?何の事だ?お前が勝てと、そう命令したんだろう。今更ぬるい事を抜かすんじゃない。
せっかく高まってきたのに。こんな中途半端で終われるわけないだろう。
「はあ…。この手を使う気は無かったが仕方ないか。」
そう言って九重は、突然私の唇を奪った。
な、何故?
彼女は唇を奪ったまま、私を優しく包み込むように抱きしめた。
すると、急な眠気が私を襲い、そして、身体から力が抜けていく。
そうして、私は意識を手放した…。
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