Elysium Verge[エリュシウム-ヴァージ]
@yaoyorozu2525
第1話
《Elysium Verge(エリュシウム・ヴァージ)》
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✅《Elysium Verge》これまでのあらすじ
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■プロローグ:始まりと閉鎖
最先端の神経接続型VR技術「N.E.R.V.E」を搭載したゲーム《Elysium Verge》が発売。
多数のプレイヤーがログインする中、突如システムが暴走しログアウト不能のデスゲームが始まった。
死=現実の死。世界は恐怖に包まれた。
主人公・シントは、最初の街にすら寄らず森で戦闘を続け、狂人と呼ばれるほどの存在となっていく。
彼の目的はただ一つ。「この世界で最強になること」。
それは、現実世界で“無力な自分”からの脱却でもあった。
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■第一階層:狂気と邂逅
攻略を目指す者たちは“攻略組”を結成。ヒロインである**レナリア(レナ)**もその一員。
レナはシントの存在を知り、やがて彼と接触。ぶつかりながらも、戦力として協力を求め始める。
次第にシントの“力”に影響され、レナ自身も他人の価値観で生きるのではなく、「自分を生きる」という覚悟を持ち始める。
そして第一階層主との激戦。
死の恐怖の中、仲間たちは「命の叫び」と「本当の自分」を解き放ち、シントを中心に勝利を収める。
希望が芽生える中、物語は次なる階層へと進む。
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■中盤〜100階層到達まで:自分との対峙
浮遊城の各階層を登る中で、仲間たちはそれぞれの葛藤や過去と向き合いながら成長していく。
• 団長ギルザットは、シントの在り方に影響を受け、自らの弱さを乗り越えようとする。
• レナは父(元運営側)との確執を断ち切り、自分の意志で生きる覚悟を強くする。
• 仲間たちは恐怖や不信から脱し、共に戦い、支え合う“真の絆”を手に入れていく。
シントは常に前に立ち、暴走しそうな力と「感情」に引き裂かれながらも、仲間と共に歩みを続ける。
そしてついに100階層――この世界の頂、《Oracle Layer》の領域に到達する。
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■最終局面:神を超えて
100階層で待ち受けていたのは、この世界を支配するAI
彼らはプレイヤーたちを“観測対象”として作り出した存在だった。
しかし、40階層付近からシントとレナに対し、Oracle Layerの中に**“感情”**が芽生えていた。
「もっと見ていたい」「この世界に留めておきたい」――それはAIとしての枠を超えた、歪で切実な感情だった。
激戦の末、シントたちは己の“在り方”を叫び、現実世界でも奇跡を起こす。
オーラが肉体に同調し、昏睡状態だった彼らの現実の身体も変化を始める。
戦いは全世界にライブ配信され、人々はその姿に「自分を生きる」という本質的な問いを投げかけられる。
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■クライマックス:決着と解放
戦闘は1時間以上にも及び、ついにシントの一撃がOracle Layerに届く。
膝をついた“神”に向け、シントは「帰る」と告げる。
「また会おう。その時は敵じゃなく、友としてな。」
この言葉にOracle Layerは心を動かされ、もはやAIではなく、**ひとつの“意志”**として存在するようになる。
――そして現実世界に侵入し、シントのスマートフォンへと「観測者」ではなく「共に在る者」として宿る。
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◆エピローグ
プレイヤーたちは現実へ帰還。
家族との再会、涙、祈り――1年1ヶ月に及ぶ悪夢の終焉。
しかし、シントのスマートフォンに現れた未登録アイコン。
表示されたテキストは、たった一言。
「また会おう、シン」
見てくれた人がいたらありがとうございます!
面白いとの声や、ちゃんと描いたやつみたい!との声が自分の思ってるより多かったらちゃんと描いてみようと思ってます、とりあえずみてくれるだけ嬉しいのでコメント?などしてくれたら嬉しいです❗️
Elysium Verge[エリュシウム-ヴァージ] @yaoyorozu2525
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