白百合と食卓を囲む

夜煙

白百合と食卓を囲む

 ――深い森の奥、一人の少年は涙を流す。一輪の花を手に。



 夜の森に、荒い息の音が響く。

 フィリップは走っていた。暗い夜、月の明かりだけを頼りに森の中を駆け抜ける。盗んできた数枚の金貨と、銀製のナイフを一本携えて。


 この少年が何に追い立てられているのかを伝えるには、彼の生い立ちから説明する必要がある。


 彼は、物心つく前に親に捨てられていたところを商人に捕まり、奴隷市場で売り捌かれていた。それを買い取ったのは、あたり一帯を治めていた地主の男だ。その男は、フィリップをボロ雑巾のようになるまで酷使し、それから、まるでゴミのように虐げた。その証に、彼の服は、ボロボロに破れ、その額には包帯が幾重にも巻かれている。

 ――フィリップは、長年のその酷い扱いに耐えられなくなり、とうとう男の屋敷から逃げ出したのだ。


 男も、高い金を払って買ったフィリップを簡単に逃がしはしなかった。彼は追っ手を放ち、フィリップを追わせた。そのせいで、追っ手の発砲した銃弾が足にかすりフィリップは怪我を負った。


 息も絶え絶えな状態で彼が迷い込んだのが、この深い森だった。森に入ってしばらくした後、フィリップは振り返った。追っ手はもう森の中までは追ってこなかったらしい。森はしんと静まり返って、時折聞こえるのは、リンリンという虫の声だけだった。


 やっとのことで追っ手を撒いたことに安心したのだろう、フィリップは木陰にへたり込んでしまった。


 安堵のためにほっと息をついたそのときだった。ガサガサと音が聞こえる。追っ手がやってきたのかとも思ったが、人間にしては声が聞こえない。警戒しつつも音の源をたどり、草の茂みからそっと顔を出した。


 ――そこにいたのは、黒い影のような化け物だった。その化け物は、獣のような胴体に、羽の生えた鳥のような頭がついている。なんとも形容しがたい姿だ。さらにそれは、かたわらに横たわっている狼に顔を寄せ、捕食しているようだった。

 フィリップは恐ろしくなって口をふさぎ、茂みに身を隠した。


 恐怖で足がすくむ中、どうやって逃げようかとフィリップはせわしなく思考を巡らせていた。そして、もう一度様子を見ようと、茂みから顔を出す。


 フィリップは驚くべき光景を目の当たりにした。


 化け物に捕食された狼は、かじり取られた痕から形を失っていき、淡い光となって化け物の体内へと消えていくのだ。

 それを目にした瞬間、あまりの美しさにフィリップは恐怖も忘れ、ただ、その光景に見惚れていた。


 しかし、それに目を奪われたことで、フィリップの警戒の糸は緩んでいた。彼は体勢を崩し、茂みに倒れこんでしまったのだ。


「わあっ!」


 化け物はフィリップの存在に気づき、襲い掛かってくるかと思われたが、思いがけないことに、たじろぎ、慌てた様子を見せた。そして次の瞬間、化け物は、人間の少女へと姿を変えたのだ。


「やだ! 見られちゃった。恥ずかしい……。ってそうじゃないわ。そもそもなんでこんなところに人間が……?」


 少女は赤いリボンで飾られた長い黒髪を揺らしながら、慌てふためいた。まさか、年相応なふるまいをするこの少女が、さっきまで狼を捕食していた化け物だとは誰も思わないだろう。


 フィリップは、驚いていたが、少女のあまりにも愛らしい様子に拍子抜けし、とうとう笑い出してしまった。


「っふ……。あははっ!」


 興味が湧いたのだ。このちぐはぐな少女に。その興味が、恐怖を押さえつけた。


「君、面白いんだね。名前、なんて言うの?」


 もう警戒心なんてものは完全に解かれていた。フィリップが少女に尋ねると、彼女は、突如笑い出したフィリップに困惑しながらもそれに答えた。


「えっと……、私はリリーよ」


「僕はフィリップ。リリー……。素敵な名前だね」


 2人は、最初こそぎこちなかったものの、会話を通して打ち解けていった。

 聞くとリリーは、この森にすむ、『悪食あくじきの魔物』なのだという。魔物だなんて、おとぎ話でしか聞いたことがなかったフィリップは驚いたが、不思議と受け入れられ、嫌悪感を抱くこともなかった。

 フィリップはというと、不思議なことに、出会って間もない彼女に、自分の生い立ちを話していた。それほど彼女のまとう雰囲気は穏やかで、包容力のあるものだった。


「大変だったのね。……そうだ! 帰る場所がないのなら、ここで一緒に暮らしましょうよ!」


 すると少女改めリリーは、思いがけない提案をしてきた。話を聞いてもらった上に、そこまでしてもらうのは悪いと、フィリップは気が引けたが、彼女の推しは強かった。


「身の安全を心配してるなら大丈夫! 私こう見えて強いのよ? 怖い狼も、大きい熊だって倒しちゃうんだから」


 こうして、彼女の提案を断れず、フィリップは、森の中でリリーと暮らすことになった。

 

 それからというもの、リリーはフィリップのために獣を狩り、果物を採ってきた。彼らは日が暮れるまで語らい、夜は身を寄せ合って眠った。




 リリーと暮らし始めてしばらく経ったある日、フィリップは体に違和感を感じて目を覚ました。まだ重い瞼を開けると、目に入ってきたのは、フィリップの上に覆いかぶさる化け物の姿。――初めて出会った日のリリーの姿だった。

 動こうとするも、リリーに手足と胴体を押さえつけられ身動きが取れない。


「リリー? 何して……」


 すると、リリーの獣のような胴から伸びた手が、フィリップの顔に触れる。その手は、まるでぬいぐるみでも愛でるかのように、頭を、頬を撫でていく。化け物に変身したリリーの丸くて赤い瞳からは、感情は読み取れない。

 彼女はしばらくの間、そうしてフィリップに触れていたが、突如、何を思ったのだろうか、その大きな口を開けて、フィリップの頭に顔を寄せた。

 ――食べる気だ……!

 その瞬間、フィリップの生存本能がはたらいた。彼はリリーから離れようと、必死にもがく。しかし、化け物の姿である彼女の力は凄まじく、逃れることができない。


「リリー!!」


 そうこうしているうちにも、彼女の大きな口は近づいてくる。


「やめろ! リリー!!」


 リリーの口に、フィリップの頭がすっぽり入ったそのとき、彼は、最大限大きな声でこう叫んだ。

 すると、やっとリリーはフィリップから顔を離し、押さえつけていた手をどけた。そのすきに彼女のもとから逃げ出し、距離をとる。


「どうしてこんなことをするんだ! 僕ら、友達じゃなかったの?!」


 フィリップは友情を裏切られた気持ちと恐怖で泣きそうになりながら、リリーを非難する。友達だと思っていた相手に、いきなり食べられそうになり、もうパニック状態だった。やはり、彼女は化け物で、化け物とは相容れないのかとも思った。


 一方でリリーは、いつの間にか人間の姿に戻り、困惑して、その場に直立することしかできなかった。


「……どうして僕のことを食べようとしたの?」


 困惑と不信感のなか、それでもリリーを信じたいと思う心から、彼女に問う。

すると、彼女からは思いもよらない答えが返ってきた。


「大切だからだよ」


  彼女は切実な表情でそういった。


「どういうこと……?」


「私たち『悪食の魔物』は、好きになったものや大切だと思うものを糧として生きているの。私にとって、食べることはそれを愛することなの。フィリップは私にとって大切な人。だから食べようとしたの」


 フィリップは考えた。自分と彼女では、価値観が違いすぎる。自分はこのままリリーと一緒にいていいのだろうか、と。

 かのリリーのほうへ目線を向ける。彼女は心配そうにこちらを見つめている。その目を見ていると彼女とともに笑いあった日々を思い出す。誰かに倒れるまでこき使われることのない、虐げられることもない幸せな毎日。

 ――あの日々を失いたくない。

 フィリップの心に強い願望が芽生えた。


「君たちの考えはわかった。でも、人間は、大切なものを食べたりしないんだ。……僕は、もっとリリーと話がしたい。だから、食べられたら困る」


 フィリップは、優しく諭すようにリリーに話した。


 リリーは、戸惑っていた。今まで普通だと思っていた価値観が、自分の初めての友人である彼には通じない。自分が立っていた足場が急に崩れ去るような恐ろしい感覚。

 しかし、フィリップが望まぬことはしたくなかった。彼が、『食べる』以外の愛の形を望むのなら、それに従ってみようと思ったのだ。


「……わかった。驚かせてごめんなさい。」


 そのとき、ふと、異なる価値観に触れたリリーは、あることが気になった。


「ねえフィリップ、それじゃあ、人間はどんな方法で愛情表現をするの

?」


 聞かれたフィリップは困ってしまった。誰にも愛されてこなかった彼にとって、愛というものがどういうものなのか、知る機会がなかったものだから。彼は、無い知恵を振り絞って、考えた。


「手をつないだり、抱きしめたり、その……キスをしたり……?」


 その瞬間リリーの顔がリンゴよりも赤くなった。


「キッキキキキキスゥ?!?!」

 

「そんなに動揺すること?」


「だ、だって、誰ともそんなことしたことがないし……」


 すると彼女は恥ずかしさから顔を赤らめたまま、フィリップに近づいた。何をするのかと思えば、リリーは彼の手を取りこう言った。


「わ、私はフィリップのこと大切に思ってる。その、……好きだよ」


 フィリップは動揺した。こんなに直球に、いや、そうでなくても、好意を伝えられたことなどなかったのだから当然だろう。もちろん、気の利いた返しなんてものもできず、ただ、


「ありがとう」


 そう、微笑んで返すことしかできなかった。


 それでも確かにリリーの想いは、春の日差しのように、冷めきったフィリップの心を暖かく照らした。



「ねえ、リリーは願い事ってある?」


 ある日、フィリップは不意に聞いてみた。いつも自分に優しくしてくれるリリーに、何か喜ぶことをしてあげたいと思ったから。

 リリーは突然の質問に驚いたが、「うーん」と考える仕草をしたのち、


「森の外に出てみたい! 町に行って、私の知らないものを見たいの」


 と答えた。リリーは生まれてこのかた、森から出たことがない。人間から身を隠して暮らしてきたからだ。知らない世界を見てみたいと思うのは必然だろう。


「でも、ちょっと怖いかも。……フィリップはどうなの?」


 リリーにとっては何気ない会話の延長のつもりだった。しかし、フィリップからの返事はない。不思議に思って、彼のほうを向いたその時だった。




「僕は、この世界にいる人間、すべて消えてほしい」




 ――晴れやかな笑顔だった。まるで、心の底から願っているような……。


「え……」


 驚愕するリリーをよそに、フィリップは続ける。


「人間は、同じ人間を平気で虐げる。そんなことをされてきたのは僕だけじゃない。僕を虐げてきた人たち、 それを黙認してきた人たち。この世界の人間はみんなおかしいんだ。」


 フィリップはリリーを愛おしそうに見つめて言った。


「僕は君さえいてくれれば、ほかの人間なんて消えてくれて構わないよ」


 リリーは、その底知れぬ笑顔を前に、何も話せずにいた。


「そうだ、そんなことより、町に行きたいんだよね? 行ってみようよ!」


 さっきとは打って変わって、いつもの雰囲気に戻った彼にそう提案され、リリーは戸惑いつつも、うなずいた。


「う、うん……!」


 フィリップに感じた違和感、しかしそれよりも外の世界に行ける喜びが勝り、リリーの心はいつの間にか、外の世界一色に染まっていた。



「わあ、ここが町……!」


 あれから数日経ったある日、2人は町へと向かった。化け物であるリリーはもちろん、フィリップも追われていた身だ。二人とも布を頭に巻いて、正体を隠して出かけた。

 森から出、町に足を一歩踏み入れた瞬間、そこにはリリーの知らない景色が広がっていた。

 道の両側に立ち並ぶ屋台、行き交う人々、にぎやかな呼び声。それはどれも、リリーにとっては初めて見る未知の光景。

 道中、自分の正体がバレたらどうしよう、なんて心配していた気持ちなんて吹き飛び、大はしゃぎしていた。


 フィリップはフィリップで、屋敷から逃げ出したときにくすねてきた金貨で、お菓子を買って2人で分け合ったりして、初めての町を満喫した。


「次は? 次は何食べる?」


「ふふっ。食べすぎだよ、リリー。もうそのお菓子、十個以上は食べてるだろ?」


 見たこともない形の置物に、頬が落ちそうなほど香ばしい香りのするお菓子。

人通りの多い通りを走り回って、二人は自由を楽しんだ。


「次はどこへ行こうか」


「あれは何だろう?」


 ――楽しい1日は、あっという間に過ぎていった。





 日が傾き、西の空が赤く染まり始めたころ、2人は、広場のベンチでジェラートを食べていた。色とりどりのジェラートは、口の中でとろけ、甘酸っぱい味が広がる。


 リリーは、ジェラートを食べながら、なんとなしに町ゆく人々を見つめていた。

広場には、未だたくさんの人が行きかっている。


菓子を分け合う恋人たち。――嬉しそうに笑いあっている。


家族連れの3人組。――子供にねだられ、父親は玩具を買い与えた。


 ふいに、リリーは悲しくなった。人間たちは当たり前のように、大切なものに何かを与えている。それは好意からの行動であると、今日一日、人間を見てきた彼女は、なんとなく理解していた。


 ……それに比べてどうだろう。自分は与えることはおろか、愛する者から奪うことしかしてこなかったじゃないか。


 リリーは自分の今までの行為が恥ずかしくなった。愛する者の命を奪い、自分の愛を押し付けてきただけじゃないのか? そう思ってしまった。


 さっきまで甘酸っぱくておいしかったジェラートが苦く感じる。


 一度考えだすと止まらないもので、そこからは何を見ても気分が憂鬱なままだった。


「リリー……?」


 フィリップはリリーの様子がおかしいことに気づき、声をかけるが、リリーの反応は薄い。


「……疲れたよね。そろそろ帰ろうか」


 リリーの様子に、どこか違和感を覚えたものの、フィリップはそう提案し、二人はともに森へ帰ることになった。



 リリーから笑顔が消えた。


 以前であれば森を元気に駆け回っていた彼女は、ぼーっと虚空を眺めることが増えた。話しかけても反応がないこともしばしばだ。それもこれも、あの日、町から帰ってから始まったことだ。


 それを心配したフィリップは、彼女に以前のような笑顔を取り戻してほしくて、川べりに落ちていた綺麗な石を拾って見せてやったり、この間町で買ってきた本を読んでやったりした。

 けれど、そんな彼の献身も虚しく、彼女の表情は日に日に曇っていくばかりだった。


 ある日、とうとうフィリップはリリーに尋ねた。


「本当にどうしてしまったの。 何があったんだい?」


 すると、いつものように空を見つめていたリリーはうわ言のようにつぶやいた。


「私、間違ってたの」


 一体何が間違っていたというのか。フィリップは再び彼女に訊く。


「何が?」


「私の愛は間違ってた。……私は今までたくさんの命を食べてきた。それは愛じゃなくて、ただ、奪っていただけだったの」


 彼女はきびすを返した。


「……少し、一人にさせてほしい」


 彼女はそういうと、森の奥深くへと姿を消してしまった。


 何も言うことができず、その背中を見つめていたフィリップ。

 彼は考えた。

 あんなにやさしい彼女が、あんなに純粋な彼女の愛が間違っているわけがない

と。


「どうして僕はあのとき、彼女に食われることを、彼女の愛を、拒んでしまったんだろう」


 フィリップはもう、人間の言う愛なんてものに興味はなかった。親に捨てられ、誰にも愛されず、愛の形を知らなかった彼には、リリーが教えてくれた愛が一等正しいもののように思えた。


 しかし、人間の愛に染まってしまった彼女は、もう自分を食べてくれないかもしれない。そう思ったフィリップは、どうしたら彼女の愛に寄り添えるのだろうかと考えた。


 そして、熟考の末、彼はある答えにたどり着いたのだ。


「そうだ……」






 朝日が昇るころ、リリーは帰ってきた。


「フィリップ、一人にしてごめん。」


 彼女の顔色は昨晩より幾分か、ましになっているように見えた。


「私、考えたの。どうしたらフィリップたち人間みたいになれるのかなって。

それで……」


「大丈夫。そんなことする必要はないよ」


 その瞬間、リリーは腹部に感じた衝撃。

 視線を落とすと、そこにはナイフが刺さっていた。


 ――ナイフの柄には、しっかりとフィリップの手が握られていた。


 「なん……で」


 痛みに耐えながら、やっとの思いで口をきくと、フィリップはこう答えた。


「君の愛は間違っていない」


 彼は恍惚とした表情で続ける。


「人間の言う愛なんて、所詮はまがい物だ。人間は平気で他人を傷つける。そんな醜い生き物が愛だなんて、笑っちゃうよね」


「僕は、人間なんかの考えよりも、君の想いに寄り添いたいんだ。君を、醜い人間の思考から解放してあげる」



――「君の愛の形にのっとって、僕が君を食べるよ」



 そのとき、リリーは思った。これはきっと、たくさんの命を奪ってきた自分への罰なのだと。けれど、それと同時に、フィリップに、自分の命をことができることに気づいた。――気づいてしまった。


 フィリップはリリーの腹から、ナイフを引き抜いた。傷口からはどくどくと血があふれ出る。


 薄れゆく意識の中で、リリーは言った。



貴方あなたを、愛してる」







 フィリップの周りには血だまりが広がっていた。


「君みたいに綺麗にはいかないな……」


 彼の手には、もう何も残されていなかったが、その心は深い喜びと、リリーの心に寄り添えたことへの満足感で満たされていた。


「これがきっと、愛なんだ」


 喜びの余韻に浸る中、ふと、フィリップは足元に白い何かを見つけた。


 拾い上げたものは、ユリの花だった。茎には、赤いリボンが結ばれている。それはリリーの髪を飾っていたリボンだった。

 おそらく、彼女が摘んできたのだろう。



――フィリップに贈るために。



 その瞬間、満たされていた心が急に空っぽになったように感じた。


 彼女は、辿り着いていた。人間の愛でも、化け物の愛でもない、ただ、愛しい者に、なにかをという願いに。




 深い森の奥、一人の少年は涙を流す。一輪の花を手に。

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