【ナツガタリ'25】宇宙創世記【短歌10連作部門応募作品】
光田ヒロシ
宇宙創世記
そこにはね 君と僕しか いなかった それだけでもね 僕はよかった
あるときね 君が少し 笑ったよ それで宇宙が 創られたんだ
キラキラと 輝くなにかを みつけたよ 君にあげると 星と名づけた
喜んで 君はくるりと 踊ったよ それで宇宙が 回りはじめた
星に夢中 君は僕を 見てくれない 君は言った もっと創るわ
惑星と 恒星銀河 輝けど 僕の心は ブラックホール
そうやって どんどん君は 離れてく 君がつくった 遠心力で
悲しくて ただ悲しくて 悲しくて 僕の目からは 水がこぼれた
その水が とある星を 包んだよ 僕はそれにね 地球と名づけた
ある夏に 私はあなたと 海にいた 少ししょっぱい 涙のように
【ナツガタリ'25】宇宙創世記【短歌10連作部門応募作品】 光田ヒロシ @hm-ciao
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます