エピローグ
無事家に着いてリュックの中身を見ると持っていった覚えのない紙が入っていた。
『お前さん今が一番しんどい思いをしているだろう。あの時持たせた8本の棒は、自分を信じる心があれば未来は∞に広がるって言う意味じゃよ!
いいか?無理だけはするな…今の経験は無駄にはならん。自分の道を信じて歩け!
ただ、休みたい時は休めよ?』
俺は涙が止まらなかった。あの時話した老人は、きっと未来の俺だったんだ。
俺は未来の自分の言葉を信じて、自分のペースで今日を生きる。
『生きているだけで偉いんだ!』と自分に言い聞かせて。
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