#1

狭めの洞窟かと思ったが左右方向に少し広がっていた。


「あと数人は入れそうな空間だな…」腕時計で時間を確認する。


18時か…

俺はハイカロリークッキーと水で空腹を満たす。


ここに登る前は一日中晴れの予報だった。だが登って1時間も経たずに天気は急変、おかげでこの有り様だ。

30分で戻る予定だったので携帯を置いてきてしまった。


ただ、食品と水は大切なのでそれは潤沢だ。


洞窟の中、左右方向は珍しく真っ平らで、寝袋のまま自然な体勢で寝られそうだ。

遠くから水滴が落ちる音もする…


俺は様子を見に行くことにした。

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